1992-02-27 第123回国会 衆議院 環境委員会 第2号
去る二月十一日に、御案内のように、ブッシュ米大統領が大気上層のオゾン層破壊が予想以上の速さで進んでいるとして、米国はオゾン層を破壊するフロンガス、CFCなどのほか、ハロンガス、メチルクロロホルム、四塩化炭素等の製造停止の処置を予定より五年早めて一九九五年末に実施する、このように声明を発表いたしたわけでございます。これに呼応して英国及びドイツなども生産中止に同調するとのことであります。
去る二月十一日に、御案内のように、ブッシュ米大統領が大気上層のオゾン層破壊が予想以上の速さで進んでいるとして、米国はオゾン層を破壊するフロンガス、CFCなどのほか、ハロンガス、メチルクロロホルム、四塩化炭素等の製造停止の処置を予定より五年早めて一九九五年末に実施する、このように声明を発表いたしたわけでございます。これに呼応して英国及びドイツなども生産中止に同調するとのことであります。
○伏見康治君 昨年でしたか、レーガン大統領が、オリエントエクスプレスというのをつくって、ニューヨークから東京まで三時間で来るとかなんとかいうお話をされていたんですが、そういうものの大気上層に対する影響というものはもちろん十分検討されていると思うんですが、何か御存じですか。
あれは大気上層にあります酸素が光を発するのですが、赤い色の光を発します。これは一定の高さの非常に薄い層にだけ発光層があるのじゃないかということがいわれておりましたが、その層の高さがいままで明確にわかっておりませんでしたのを、日本の観測ロケットで初めてこの高さを明確に観測いたしました。二百八十キロメートルの高さであることがわかったのであります。
国籍の表示のない点、無届け飛行である点、不時着時における異常な警戒措置などより考えてみまして、これが、航空宇宙局発表のように、単なる大気上層部の台風状況を調査するだけのものとはとうてい考えられないのであります。特に尾部にECM(逆レーダー)アンテナを持っていることから考えまして、相当権威のある航空雑誌が次のように論評をいたしておりますことを否定することはできないはずであります。
(拍手)また一方国連の放射能科学委員会の報告によりますと、ことし一ぱいで核実験をやめても、大気上層に蓄積されている放射能の降下によって、白血病患者は多い年で四百人ないし二千人、遺伝的不具者は今後何年かの間に千五百人ないし十万人出るということであります。
次に第二の問題として、降水予報の精度向上に必要な、上高層観測施設の強化であり、現在においては上高層観測の観測地点が少く、大気上層の気象状態をはつきりつかみ得ないうらみがありますので、大雨の危険がある際は、多くの地点で随時に上高層観測を行い、大雨予報を正確にする必要があります。なお、この際気象用レーダーの活用は大雨予報にきわめて有力と思われますから、その設備をあわせ考える必要があると存じます。