1978-06-23 第84回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
そうすると、御承知のように、いま大正キントキでも手亡でも非常に外圧に押されて値段が下がっております。そういうふうに非常に下がっていることがわかりながら、小麦との輪作の中ではどうしてもそういったものを十勝、北見の農民がつくらなきゃならぬと、損を承知で。だから、小麦を小麦だけで見たのでは困るんで、あるいはバレイショの後にまこうとすれば、バレイショの早掘りをしなきゃなりません。
そうすると、御承知のように、いま大正キントキでも手亡でも非常に外圧に押されて値段が下がっております。そういうふうに非常に下がっていることがわかりながら、小麦との輪作の中ではどうしてもそういったものを十勝、北見の農民がつくらなきゃならぬと、損を承知で。だから、小麦を小麦だけで見たのでは困るんで、あるいはバレイショの後にまこうとすれば、バレイショの早掘りをしなきゃなりません。
残り全部インゲンなんということないんですよ、大正キントキだとかいろいろありますからね。残り全部インゲンだと仮定したって、その数字は七百ヘクタールないでしょう。残り全部インゲンということはないんですよ。いいですか。それで、どうしてインゲンの後に小麦という輪作形態が十勝でもって定着しているんです、あなたの言うように。
しかし、大正キントキだとかその他のものというのは非常にいま値下がりして、余り外圧を受けるものですから、有利な作物でないんですよ。そして、国の、農林省の転作奨励作物の中にも入ってないんです。その菜豆類が。転作奨励作物の中に入っていない菜豆類をそこに入れて、そしてその後に秋まき小麦をやらなきゃならない理由はなぜか。それをインゲンにすりかえられたんでは、これから全然違ってくるんです。
次に、具体的にこれまたお話ししたいんですけれども、大正キントキの色流れですね。これは一夜にしてばっと雨にやられてしまう。ところが、色が流れたというだけでもって、実際には商品的にあんこなんかに使うときにはその価値はそう差がないと、実態はそう言われているわけですけれども、ただ、いまのような消費のシステムですと、色が流れているということでやっぱり価格が非常に安くなってしまうわけですね。