1973-07-11 第71回国会 参議院 本会議 第28号
また、日中漁業資源の共同開発のために、昨年も提起をいたしましたが、大正エビ等の共同養殖などについて積極的に取り組む考えはないのか。さらに、朝鮮民主主義人民共和国との間で、日朝の漁業交流につき政府は取り組むべきときであると思うが、この点についてどうか、農林大臣に伺いたいと思います。
また、日中漁業資源の共同開発のために、昨年も提起をいたしましたが、大正エビ等の共同養殖などについて積極的に取り組む考えはないのか。さらに、朝鮮民主主義人民共和国との間で、日朝の漁業交流につき政府は取り組むべきときであると思うが、この点についてどうか、農林大臣に伺いたいと思います。
日中間の大正エビ開発についてのお尋ねでございますが、民間での話し合いは行なわれておりますが、いまだ政府間の漁業協定もないので、具体化はしておりません。今後、専門家会議などで技術的な意見交換をいたしてまいりたいと思います。 朝鮮民主主義人民共和国との漁業上の交渉につきましては、外交関係もない立場にありますので、民間ベースによる、話し合いによる積み上げを期待いたしたいと思います。
○辻一彦君 去年の水産関係の法案審査のときに、私、中国と日本が大正エビの資源の共同養殖を、これは非常に大事だから取り組んではどうかと、こういう質問をして、これは水産庁は具体的に、係官を中国に送って取り組みたいと、こういう御答弁があったんですが、その後ある時期にはかなり進んでいるということも聞いたんですが、この経過がどういうようになっているか、わかれば御報告いただきたいと思います。
大正エビは黄海、東シナ海一帯を漁場としておりますが、ここ数年、水揚げの急激な減少を来たしております。戦後、日中民間漁業協定が締結された翌年の三十一年から四、五年間は、シーズンごとに一−三万トンの水揚げがありましたが、昨年はわずかに四千トン、今年はわずかに三千トンぐらいに終わりそうといわれております。資源の枯渇は明らかであり、どうしても国際協力による資源の開発が必要であります。
それから日中漁業関係で、大正エビ等沿岸大陸との間で増養殖を推進する必要があるではないかという御指摘でございます。そのとおりに存じます。そこで、御承知のように、ただいま中国側に——民間関係でありますが、日中漁業協議会が中国側に、放流を目的とした大正エビの養殖計画を申し入れておるわけでございますが、いまのところちょっと返事がございません。
しかし、この資源をともに協力をして保護するとか、あるいは開拓をしていくということは、これからの国際的なやっぱり漁業の場合、非常に大事なことでないか、こちらも利益があり向こうにも利益があるようなやり方をしなくちゃ長続きはしない、こういうように思いますが、そこでひとつ大臣にお伺いしたいのは、これは冬でありましたが、ある新聞の記事に出ておりましたが、日本と中国が協力をして大正エビの共同資源確保の構想というものが
○国務大臣(赤城宗徳君) 中国との間で大正エビの共同養殖をしたいということで話を持ってしかけたんですが、いまこれに対して返事がないんです。いまのお話しのように何としてもないものを分けるわけにはいきませんから、サケ・マス、エビでも。だから、漁業もとる漁業からつくる漁業になってきた状態、国際的に考えましても、資源の分け前になりますから、共同で養殖するという必要性がだんだんふえてくると思います。
ただ特殊な漁獲物、大正エビのように鮮度保持のためにこれだけに限って許しております。ただしカツオ・マグロのようなものは、許可船同士の問での転載は許しております。
内地でやるカン詰のエビは、大正エビとか芝エビと申しまして、小さいエビです。渤海湾のエビはカン詰にはならないのです。それで私は通産当局が入れられるニュースが間違っておるのじゃないかと思う。と申しますのは、私の聞いております話では、アルゼンチンからメキシコの方ヘエビの漁撈に出かけておるのは、いわゆる大洋漁業、マルは、こういう大きな業者が向うの政府の許可を受けてエビをとりに行ってる。
そうしてアメリカへ輸出しますのはカン詰にする大正エビという小さいエビです。そういうようなことがわかり切っておる。水産庁も入れた方がよかろうということを言っているのに、どういうところに意図があるのか知らないが、理由はアメリカがどうだこうだというようなことで、これを入れさせない、そうするなれば向うには日本との協定を守ってもらえぬということになる。
日本のエビは大正エビとか小さいエビです。これでなければアメリカに向かないのです。それが原産地証明とか、アメリカで文句がつくとかいうことは、私から言うならば、それはただ相手がいわゆる中共であるということで、非常に外務省が卑屈になっておられると思うのです。あえて私は卑屈と言います。
○佐竹(新)委員 私は、これは再々申します通りに、日本の近海でとれる大正エビを輸出しておるのであります。だから原産地証明の必要も何も要りはしない。こういうことはつけたりです。渤海湾のエビとは明らかに違う。これは日本の通産省だけがそういうことを言うておる。農林省の水産課へ行って聞いてごらんなさい。水産課でもそんなことは言いはしない。日本のカン詰業界に行ってごらんなさい。そういうことは言わない。