2003-04-16 第156回国会 衆議院 内閣委員会厚生労働委員会農林水産委員会連合審査会 第1号
初めに、食品安全基本法の質疑に当たりまして、近年の特に食品にかかわるさまざまな事件を振り返ってみましたら、中でも私の経験としまして印象深いのが、特に二〇〇〇年に発覚しました雪印乳業の大阪工場におきます食中毒問題でございますけれども、雪印乳業大樹工場が生産した脱脂粉乳から黄色ブドウ球菌の毒素が検出された問題でございます。
初めに、食品安全基本法の質疑に当たりまして、近年の特に食品にかかわるさまざまな事件を振り返ってみましたら、中でも私の経験としまして印象深いのが、特に二〇〇〇年に発覚しました雪印乳業の大阪工場におきます食中毒問題でございますけれども、雪印乳業大樹工場が生産した脱脂粉乳から黄色ブドウ球菌の毒素が検出された問題でございます。
大樹町、大樹工場があるところですね、そこの酪農家はどう言っているかというと、雪印は来年は価格を下げないと言っているけれども、あれだけ消費者の乳製品不信を引き起こした企業が二年後三年後にも安定的な価格で買い入れができるという保証があるのか不安でたまらない、こういうときだからこそ、不足払い制度を維持し、政府は酪農家の不安にこたえてほしい、こういう訴えをしているわけですけれども、こうした酪農家の気持ちにどのようにおこたえになるつもりでしょうか
警察等に伺いますと、この委員会での議論の中にもありましたけれども、最初はバルブの洗浄の問題から、大樹工場まで話が出たわけでありまして、雪印が隠したのではないかという思いもあったわけでありますけれども、どうも隠したというよりも余りにも記録の不備があったということが現場の捜査の方からも漏れ聞こえるわけであります。そういう意味では、そのことも大変に大きな問題だと思っているわけであります。
その後、例の大樹工場からの脱脂粉乳の話も出てきたわけでありまして、経緯からしますと、まことに遺憾だな、こう感じざるを得ない。 そんな経緯も感じているわけでありますけれども、九月二十日の厚生省と大阪市の原因究明合同専門家会議、この中間報告は私も見せていただきました。大体概要は整理されたかなと思っているわけでありますが、その後の状況を一点確認しておきたいと思います。
この報告によりますと、本年四月上旬に北海道の脱脂粉乳製造工場、いわゆる大樹工場でございますが、ここで製造されました脱脂粉乳が停電という事態によってエンテロトキシンA型毒素が発生し、この汚染された脱脂粉乳が六月の末に大阪工場において低脂肪乳等に使用されたことによって起こったのではないかということが確認もしくは推定されて、これが主原因であるということになっております。
これが安全宣言を発した後に大樹工場の問題が表面に出るや、国民の信頼は一挙に、雪印に対する非難以上に、厚生省の安全宣言は何であったのか、こういうことに、国民の厚生省に対する信頼はがたがたに崩れたということをよく反省していただきたい。 ここで大臣にお伺いいたします。
そして、その伝票の中から大樹工場という配送伝票が出てきた、このことによって府警が大樹工場の調査に踏み切られたということでございます。
そして、その理由としては、大樹工場からの原料が入っていることが記録になかったとか、あるいは脱脂粉乳に菌並びに毒素が見られなかったという二つの理由を掲げられました。 しかし、大樹工場の事件が発覚いたしました。そうすると、この安全宣言というものが非常に軽率かつ非常に不十分な状態においてあえて発せられたという感じがするわけであります。