1966-04-01 第51回国会 衆議院 地方行政委員会 第22号
古い例としては、昭和三十九年の十一月に発生いたしました大月市長のたらい回し事件、これは一千万円でもって市長のいすを売買した、こういうような事件であります。
古い例としては、昭和三十九年の十一月に発生いたしました大月市長のたらい回し事件、これは一千万円でもって市長のいすを売買した、こういうような事件であります。
お尋ねの前に、これも新聞の報道によりますと、同じ山梨県の大月市長事件があったわけで、検察当局もこれを取り上げて調べていたが、全員不起訴処分にした、そういうふうな報道に接したわけでありますが、その点についてまず事情を伺っておきたいと思います。
○伊藤説明員 いわゆる大月事件と申されております大月市長選挙をめぐる選挙違反の事件につきましては、昨年十二月十七日に甲府地方検察庁へ警察から事件の送致がございまして、以来五カ月足らずの間鋭意甲府の地方検察庁で捜査を進めてまいったのでございますが、去る五月七日、大月市の前市長井上武右衛門氏外七名の被疑者全員につきまして、不起訴処分にいたしております。
もっとも、東京だけでなく市長の職を一千万円で取引した大月市長問題をはじめ、各地で地方自治体の住民に背を向けた不正事件が起きていることはきわめて遺憾であります。(拍手)東京都議会の事件の原因は、議長の職のたらい回しに始まっております。
このよごれた選挙の典型的なものをやった大月市長選にからみまして、その前に市長のいすをたらい回しをするという約束をいたしまして、そうして保証金を一千万円積んだというような問題につきまして、これはまた実に重大な、前古未曽有の悪質な選挙の冒涜だと思うのでありますが、この問題について、中井委員から前の臨時国会のときに質問をしております。ところが、調査をする。まだ何も調査しておらない。
○吉武国務大臣 ただいま御質問になりました大月市長選にからみまして、昨年の十二月に、御承知のように、前市長井上武右衛門、それともう一人落合熊雄氏との間に候補の話がございまして、一千万円を信用金庫に預けたという問題でございます。これは警察当局といたしましては捜査を続けまして、その後十二月の十九日に送致をいたして、検察当局で目下取り調べ中でございます。
したがいまして、大月市長が再選挙に出ましたけれども、もちろん党とはもう関係のない人でございます。また、ただいま法務大臣から伺いますと、ただいま捜査中だそうでございまして、捜査の結果を待たなければいかようにも話ができないことであります。ただいま捜査の段階でありますから、その内容は申し上げません。
○国務大臣(佐藤榮作君) 大月市長候補の問題につきましては、衆議院予算委員会でも質問を受けました。私は、かような誤解——かような事態が言われておるようなその当時のまあ週刊雑誌その他にも伝えられておりますし、それも事実だろうと思いますが、それぞれ警察当局におきましてもその事実をいろいろ取り調べておると、こういうことでございます。