1985-08-28 第102回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第9号
当時大庭社長と私は実は何回か会いまして、この飛行機のことについていろいろとあの人の意見も聞いたことを思い出しているわけでございますが、御承知のとおり技術畑の人でございまして、大変ジャンボ機の安全性については神経を使っておったことを今思い起こすわけでございますが、どこかに落とし穴がある、安全性については追求に追求し、これでもかこれでもか、なお足らぬということを盛んに言っておったことを思い起こすわけでございます
当時大庭社長と私は実は何回か会いまして、この飛行機のことについていろいろとあの人の意見も聞いたことを思い出しているわけでございますが、御承知のとおり技術畑の人でございまして、大変ジャンボ機の安全性については神経を使っておったことを今思い起こすわけでございますが、どこかに落とし穴がある、安全性については追求に追求し、これでもかこれでもか、なお足らぬということを盛んに言っておったことを思い起こすわけでございます
で、何のために必要であったかという点は、長くなりますので簡単に申し上げますと、やはり一つの問題点として、大庭社長から若狭社長への交代時期におきます各社の航空機の売り込み合戦、この中からロッキードのトライスター選択の結論が出てくるわけでございまして、その一連の関係の立証の必要上そういう措置をとったようでございます。
○伊藤(榮)政府委員 どういう点で関連しておるかということを一言で申し上げるのは、立証の全体系を御説明しないと正確でございませんので、簡単にはなかなか御説明しにくいわけですが、検察側の尋問の内容その他によりますと、当時の大庭社長から若狭社長に切りかわる前後にかけまして、いわゆるジャンボ機につきまして熾烈な売り込み合戦があった。
すると、いままでの報告の中で、一体そのいわゆるDC10に対するオプションの問題、全日空の大庭社長がなぜやめたのか、その間のさまざまな動きというものは検察庁もずいぶんいろんな人を呼んで調べているわけです。これは明らかにされているわけですね。そうすると、この辺のところあたりで、つまり児玉による工作というのはやはりあったのかどうなのか、この辺のところは非常に大きな問題じゃないかというように思うわけです。
ところが、外部からの圧力、つまり児玉それから政界筋にやられた、つまり断念せざるを得なくなった、こういう大庭社長の証言があったことは御承知のとおりであります。
そこで児玉譽士夫と総会屋ということも、全日空の大庭社長退陣等をめぐりまして、いろいろ言われているわけですが、総会屋というのは、いま大体どのぐらいおって、俗に児玉系と言われておるのは、どのぐらいおるのですか。
問 あなたは、全日空の大庭社長を退陣させ るための工作をしたことがありますか。 答 大庭という人は私は知らなかった。どこ か、そう、帝国ホテルの結婚式のときに、だれ の結婚式だったか忘れたが、松尾さんが大庭を 私に紹介したことがある。これが大庭君ですか らと紹介をされたことがあるのです。それしか、 もう二度と会ったことはありません。
のためにする支払いとして現金三千三十四万五千円を受領し、もって非居住者のためにする居住者に対する支払いの受領をしたという外国為替管理法違反の容疑事実と、偽証の関係では、三井物産において、全日空社長大庭哲夫の要請により、全日空のためにダグラス社に対しDC10の確定発注やオプションをする意図がある旨のレター・オブ・インデント及びその修正書を発した上で、これに基づく購入契約を締結した経緯の概要を知り、そのころ大庭社長
今回のロッキード事件の中で、全日空の大庭社長の失脚の際にも暴力団のいかがわしい者がかかわっていたということが過般明らかになりました。ところが最近、丸紅飯田と全日空の株主総会を取り仕切った総会屋の手によって暴力事件が起きたということはきわめて重大であります。 そこで私は、まず警察庁にお伺いをいたしますが、六月の三十日、それから六月の二十九日。
○永末委員 いわば大庭社長のやり方に対して、言うならば、反大庭という機運が社内にある、したがって、大庭社長が考えていることをあなたが指示をして進めるということはむずかしい、こう判断されたんでしょう。
○永末委員 したがって、大庭社長時代には大庭社長の意向に反するような見解を持つ人々が社内におった。あなたはその中で、大庭社長の意向を実現し得る側あるいは、すると大庭社長が信任をしている側の人間であるとあなたは自認しておられましたね。
この融資問題を含んで大庭社長が退陣をし、若狭社長にかわってボーイング727体制のボーイング体制からロッキード体制になっていった過程における全日空の疑惑、それが昨日逮捕になったわけです。その間における行政指導。 この五つの問題点について運輸大臣はさらに明確なる答弁をあらゆる機会においてなされるべきであり、また国民に対しでなされなければならないと私は思います。
私の調査では、全日空がこのいままでの日立にかえてユニバック、いままでの日立じゃなくて、全日空がユニバックのこのPNR方式リザベーションシステムというのに変えるについては、大庭社長から若狭社長にかわるその時点から、そのころからすでに導入の約束がなされていて、いいですか、それで四十八年の十一月からはもう具体的な段階に入っているんですね。
先ほどの御証言ですと、松尾社長は児玉の圧力でDC10の採用をやめさせられた、こういうことなんですが、そうしますと、あなた自身もいわゆる全日空に対して、大庭社長自身に対して児玉や政府高官の圧力がこのまま続けばあり得るというふうにお感じになったのではないでしょうか。いかがでしょうか。
○永末委員 それは大庭社長が社長としてDC10の導入に努力をしてこられたこと、そのことを松尾さんとしてはもうバックアップする余力はない、こういう意味でしたでしょうか。
○長谷村証人 何の金かと言われましても、大庭社長からは、そういう金がもしも借り入れることができるならばこれは結構な話である、しかしこういう話はまず信用しがたい、これは私も同感でございます。そういうことで十分注意しながら本件を進めるということでございましたから、この金を大庭社長がどういう形でお使いになるか、これは私にはわかりませんでした。
○松浦(利)委員 その中で大庭社長が、この目的について個人的に私はDC10がいいと思う、あるいは四十五年三月末までには新機種を決定しなければ、四十七年度大型機の導入等に間に合わない、ですから私個人はDC10がいいと思う、あるいは三月末までに新機種を決定してもらいたいという話が大庭社長からあった、そういうことを記憶しておられますか。
つまり、このDC10の契約、それ以後の動きを見てまいりますと、少なくとも三井物産と大庭社長の間においては何らかの裏の約束があった、それは表に出せない問題である、したがって、この場合には米国三井物産を使ってやりましょうという話し合いになった。これは容易に想像できることであります。したがって米国三井物産とダグラス社間における契約行為であり、あるいは売買行為である。
最後に、ロッキード問題の最後にいたしますが、たとえば全日空の大庭社長退陣劇等にも、そのほかさまざまなところでさまざまな諸説が出てくるのでありますが、いわゆるM資金というものが頭を出します。M資金については、私は膨大なここに資料がありますけれども、時間がありませんから一々申し上げませんが、諸説さまざまであります。
それから全日空の方、全日空の方を見れば、四十四年七月に、先ほども申しましたが、当時の大庭社長が確定発注、オプションということをやっておられる、これはさっき言ったとおりです。それから四十五年一月九日には新機種の選定準備委員会が発足して、二月九日には第一次の調査団が派遣される。ところが、五月三十一日には大庭氏が退陣をする、若狭氏が社長に就任をするということが行われる。
これはすでに御存じと思いますが、そのときの発言によりますと、全日空におきましては大庭社長が四十四年の七月、ここでDC10を三機確定発注し、四機オプションをされた、それから四十四年の九月には確定発注が四機、それからオプションが六機、さらに四十五年の十月、ここでは社長はかわっておりましたが、確定発注六機、それからオプション四機ということをアメリカ三井物産の方でやられた、こういうことをきのう証言されておるわけですね
○松永委員 当時の全日空の大庭社長さんと三井との間には、文書はないが、口頭でどういう約束がなされておったのですか。概要をおっしゃってください。
○松永委員 大庭社長はサインしなかった、こういうことですね。
○石黒証人 大庭社長から——大庭社長とおっしゃいましたか。——それは四十四年の七月二十九日でございます。最初の会見は。それで三井物産の社長室でございます。
その二回の証人喚問の中で、たとえばDC10のオプションの事実はなかった、さらにはまた、大庭前社長から若狭社長に交代する際に、大庭社長からDC10オプションの引き継ぎを受けたことはないと証言されておるのです。それは、全日空の常務会の議事録を見てもらえばわかる、こういう証言が実は行われておる。
○野間委員 法務省、いま捜査の状況についてですが、その大庭社長の退陣、これと全日空へのトライスター売り込み、これは大きな関係があるというふうに私たちは理解しておりますけれども、そういう観点から捜査も進められているというふうに理解していいわけですね。
——大庭社長の退陣、この理由を運輸省としては一体どのように理解されているのか。