1976-05-18 第77回国会 参議院 運輸委員会 第4号
それから大平丸というのが問題になって、この船を追っかけていった、千葉の保安庁の出先が。ところが、川崎側はこの捜査を拒否しているんですね。同じ保安庁の中でありながら、千葉側は追跡していって、大平丸から油が出たこと間違いない。大平丸の立入調査をしようと思ったら、それを川崎側はやらせない、こういうことをやっているんでしょう。
それから大平丸というのが問題になって、この船を追っかけていった、千葉の保安庁の出先が。ところが、川崎側はこの捜査を拒否しているんですね。同じ保安庁の中でありながら、千葉側は追跡していって、大平丸から油が出たこと間違いない。大平丸の立入調査をしようと思ったら、それを川崎側はやらせない、こういうことをやっているんでしょう。
そして川崎管内で千葉海保班は、係留されている大平丸というのをどうしても押えなければ問題の解決ができないというので、この大平丸を押えようとしたわけです。そうすると、川崎海保はこれを阻止したわけですね、千葉班の入るのを拒んで、捜査を拒否した。海上保安庁として当然調査をしなければならないのを、一方の千葉班が捜査をしようとするのに、どういう関係か、これを調査させない。これは一体どういうことです。
衝突いたしました船は、日本の油送船の第一宗像丸約二千トンの船と、ノルウェーの同じく油送船の約二一万一千トンのサラルド・ブロビグ号が衝突いたしまして、その際、衝突後、第一宗像丸の積んでおりましたガソリン約三千六百キロのうち三百キロが海中に流れ出まして、八時二十三分ごろに発火いたしまして、大平丸——油はしけ約九十トンでございます、同じく宝栄丸というはしけ約六十トン、これが燃えしがありまして、その結果、死者四十名