1947-09-27 第1回国会 衆議院 本会議 第37号 しかるに今回の平均賃金は、そうした意味を有するものでなく、逆に賃金を現在の水準にストップさせ、新物價体系によつて、公定價格を二倍半という大幅値上げ断行を意図して行われたものであつて、その結果、新公定價格は昭和九年ないし十一年基準の約六十二倍にはね上つたにもかかわらず、賃金の上昇率はきわめて緩慢であり、わずかに戰前の二十三倍でストップされておるという現状であるのであります。 小川半次