1977-04-09 第80回国会 参議院 予算委員会 第17号
それが私に言わせれば反面教師となって、たとえば原子力懇談会であるとか、あるいは大山機関であるとか、原子力行政懇というものができて、結局大体かっこうがついてきたと思いまするが、しかし、今日的には一体原子力船「むつ」はどうなっておるかと。そういう問題について現状をありのままに、私どもの主観からいくならば、わが党の陣営からいけば、「むつ」はやはり一つの反面教師であると。
それが私に言わせれば反面教師となって、たとえば原子力懇談会であるとか、あるいは大山機関であるとか、原子力行政懇というものができて、結局大体かっこうがついてきたと思いまするが、しかし、今日的には一体原子力船「むつ」はどうなっておるかと。そういう問題について現状をありのままに、私どもの主観からいくならば、わが党の陣営からいけば、「むつ」はやはり一つの反面教師であると。
そのシステムとは一体何ぞや、だれがそれを立てたのか、だれが監督しておったのかといったような、やはり一つの大きな問題としてこの問題を処理すべきだというのが、大山機関の一つの結論だと私は思っております。したがって、あの報告は大変価値の高いものだと思っております。
○佐々木国務大臣 御承知のように「むつ」の問題が起きまして、内閣では「むつ」事件の技術的なと申しますか、直接の原因を調査、究明するためにいわゆる大山機関ができまして、その結論が出ました。
大山機関で言うように、修理をしなさい、そうすれば放射線は漏れないようになります、それからついでですから、この際御念入りに総点検をしてください、そして要すれば原子力委員会でその裏打ちをして、総点検した結果も安全でございます。こういうことになれば初めて自分らとしては安心できます。これが非常に素朴な感情かと思いますけれども、しかし無理からぬ感情でございます。
そして、有沢機関の答申等の出ました暁には、それにのっとって抜本的な改善に向かうべきだ、こういうふうに実は考えておりまして、くどいようでございますが、大山機関の指摘いたしました諸点に関し、すでに実行済みのもの、あるいはただいま実行しつつあるもの、また近くそれを実行するであろうもの、いろいろございますけれども、一つ一つ吟味いたしまして、ただいま実行に移すように努力中でございます。
一つは大山機関であって、「むつ」の事故原因は那辺にありゃという原因の究明のための機関であったわけでございまして、もう一つは有沢機関と称される有沢さんを中心にいたしました原子力行政の今後のあり方の検討をする懇談会という二つの機関が生まれたわけでございまして、後者の方は、ただいままだ結論が出ずにいるわけでございますが、前者の大山さんの方は、幸いにもと申しますか、大変短日月によく密度厚くと申しますか、検討
したがいまして、ただいま局長から御答弁ありましたように、肝心なことは補修をどうするか、補修だけでは足らぬので、この際は総点検もあわせてやったらいいじゃないかという大山機関の報告でございますから補修のためにはどうしたらよろしいか、相次いで総点検もやっていろいろ問題が出てきますれば、それに相応して、要すれば委員会で安全審査を必要とすれば、これは当然法の定めるところによりまして安全審査の再検討が必要でありましょうし
○佐々木国務大臣 原子力委員会といたしましても、先ほど申しましたように、全般について反省と申しますか、再検討と申しますか、しておる最中でございますし、また、内閣では有沢さんを首班にした原子力行政懇談会でございますか、ございまして、大山機関の報告も踏んまえて今後のあり方を検討中でございますので、その結論を待ちたいと思っております。
その内容としては、これは繰り返し長官は、「むつ」の問題から学んで、原子力開発の再出発のためには原子力行政懇談会をつくった、その結論を待ちたいとか、それから「むつ」の事故から、原因と責任はどこにあるのか、これをはっきりさせるために大山機関をつくってその結論を待っていたのだとか、こういうふうに言われているわけです。これには一定の期間がかかることは初めからわかっておるわけです。
したがって、そういう点を踏まえて、あるいは大山機関の結論も出ましたから、それに基づいてただいま事業団の改組、充実も図りつつございますし、また「むつ」そのものの将来、あるいは修理、総点検をどうするか、あるいは事業団を将来どうするか、そういう問題も、おのずから責任を持って決めていくつもりでございます。
大山機関の御忠告もあり、それも踏んまえて有沢先生のところでは最後の結論を出すものと存じますので、それを待ちたいと存じます。
○国務大臣(佐々木義武君) 先般「むつ」放射線漏れの調査会——大山機関と称しますが、そこで結論が出まして、その結論を私どももよく拝読いたしまして、これを尊重して、その中にはもうすでに提案を待つまでもなしに、処理しつつある事項もございますし、提案に基づきまして今後処理しなければならぬ事項もございますので、趣旨に沿いまして、今後進めたいというふうに考えております。
それから、大山機関の報告をどう受け取っているか。これも先ほど山原先生から御質問ございましたので、詳しく答弁申し上げておきました。
その他、御指摘のございましたようないろいろな点に関しましては、十分反省を加えまして、私どもはいままでの行政そのもの、あるいは原子力に対する進め方等が全部満点だなんということはゆめゆめ思っておりませんので、皆様の御協力を得まして直せるものは逐次直し、そして国民の負託にこたえるように持っていきたいというのが念願でございますから、大山機関の御指摘はまことにありがたい御指摘としてちょうだいいたしまして、それにこたえ
それは確かにいろいろ人の入れかえがあったり、あの事業団自体が時限立法に基づく事業団でございますから、そういう点は、私もいま考えますと大変遺憾でございますけれども、それこれで大山機関が指摘したようなことは、まさしくあったんじゃなかろうかというふうに実は考える次第でございます。