1984-07-03 第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第17号
これは大山報告書でも指摘されておりまして、何か言うとあれは反対だからということでやってきたのがああいう放射線漏れを起こした原因だ、こう言われておりますし、私もそのために、かつて浪人中に事業団の中で原子力船をバックにして写真を撮ることさえも拒否されたわけです、あなたは反対派だからと。
これは大山報告書でも指摘されておりまして、何か言うとあれは反対だからということでやってきたのがああいう放射線漏れを起こした原因だ、こう言われておりますし、私もそのために、かつて浪人中に事業団の中で原子力船をバックにして写真を撮ることさえも拒否されたわけです、あなたは反対派だからと。
そこで、大山報告書にも言っておりますように、まず事業団に当事者能力を十分につけていただきたいと思います。今も恐らく地元と交渉に当たっておりますのは理事、所長でありますけれども、ほとんど権限もお持ちにならないで交渉に当たっているという状況でございます。本部でも恐らくないだろう。
○菊池参考人 先ほども申し上げましたように、大山報告書の全般的な体制の立て直しなどというものは不十分だと思っております。依然としてやはり短期間の出航が重ねられているわけでございますし、そういう意味では、必ずしも報告書のとおりにはいってないというふうに思います。 炉内の点検をしないということは、やはり大きな欠点を一つ持っているだろうというふうに考えております。
それは大山報告にもそういう点触れていますから、これだけでもってどうなるものでないというふうに考えていますから、その点ひとつ長官の考え方を伺いたい。
私はさっきも大山報告でどの点採用してどの点が採用できなかったかという点についてお伺いしたけれども、何かちっとも御返事がなかったんだけれども、また答えられても、私その部分そうじゃないじゃないかというふうな準備もございませんから、これはそういう意味でやってもらうほかないですからね。やらなかったら後で追及しますから、どうもたくさんありますけれども、余りやってないような感じが強いんですね。
○政府委員(石渡鷹雄君) 先生御指摘のように、大山報告と私ども通称しておりますが、原子力船「むつ」の問題をとらえまして、なおかつこれを一つの契機として、原子力行政あるいは原子力の研究、開発、利用全体につきましての根本的な根深い原因をえぐり出しているという点で、それ以降私どもの聖書として常々振り返り、その御指摘の実現、特にこういう点が悪かったという点につきましては、その改善に努力をしてきているつもりでございます
そこで、最初に小野先生にお尋ねをいたしますが、この「むつ」問題につきましては大山委員会報告、俗にいう大山報告で指摘をされておりますように、基本的には今日までの日本の原子力行政そのものに大きな問題点があるということを指摘をしておるわけです。
そういう結果に基づいて、何か設計についてもいろいろ手直しをする必要が生じたみたいな説明だと思ったんですけれども、これは例の五十年五月に出された「むつ」放射線漏れ問題調査報告書、俗に言う大山報告の中の十一ページにも指摘をしてございます。
そういう意味で、法案といたしましては第一条及び第二十三条によりまして原子力船の研究開発をより広い立場から、また長期的観点に立って、そして落ち着いた雰囲気で継続して研究開発が行われるという体制に変えていくというのが本改正法案のお願いしている趣旨でございまして、そういう意味で大山報告書の精神を具体化しようとしているというふうに御理解を賜りたいと存じます。
大山報告もいろいろ読みました。その他の報告も読みましたけれども、実際にふたをあけて全部ばらして見たわけじゃないんですからね。そういう点で、一体事業団としてはどこに責任があったと思うんですか。契約もまずかったと思うんですよ、ぼくは。どういうふうに反省されているんですか。
そして、その原因を検討した「「むつ」放射線漏れ問題調査報告書」いわゆる大山報告書は、原子力船「むつ」は全体としてかなりの水準に達している、こう述べています。政府は、このことを根拠として、さらに「むつ」の総点検、改修を進めようとしているのであります。
この「むつ」の炉を存続すべきであるという政府の見解は、いわゆる大山報告書、大山委員会の報告書に基づいているものと思量されます。大山委員会は、この炉はかなりの水準に達している旨その報告書に記述しているのでありますが、これはきわめて疑問であります。
大山報告書によりますと、このストリーミング、中性子が漏れるという事態は、もうすでに予測できていたのだというようなことが書いてある。予測できていたのではないかというのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、ストリーミングを起こすような兆しは、ちゃんとデータとしても上がっていた。
さらに、大山報告の、今後地元の住民に責任を持って積極的に接触、交渉し、正確な情報を伝え、理解を求めるよう努力することという指摘もある。それならば、佐世保市長と佐世保市議会と県と漁連、当初「むつ」を持っていったときに努力をしたことの十分の一、恐らく五十分の一もあなた方はおやりになっていない。
○田畑委員 もちろん、そうした技術的な問題について十分な対策が講じられておらなかったということについては、「むつ」放射線漏れ問題調査委員会の大山報告に明らかになっておるところでございますが、その前に私は、この問題に取り組む政府の姿勢が安直過ぎたのではないかと思うのであります。
しかし、この種のものにつきましては、大山報告書がこう指摘している以上は、しかるべき権威者を招いてお話を聞くなり、あるいは見てもらうなりというようなことくらいはしなければいけませんよ。国産だと言ってそういう人も排除するのじゃいけないですね。それから、いまあなたの話を聞くと、大学にも頼んであるわ、原研にも頼んであるわ、運輸省船舶局にも頼んであるわということで、御答弁が非常に抽象的なんですね。
そこで、お聞きするわけでありますけれども、この大山委員会の報告書が出てから今日に至るまで、その専門家が実際に育ってきているのかどうか、わずかな期間に育つとは決して思われないわけでありまして、もし育っていないとすれば、大山報告書に基づいての明快な今後の見通しを立てる上でこれは重大なネックになってくる問題だというふうに思います。
○佐藤昭夫君 本日最終日の質問になりますので、もう少し原子炉の安全審査にかかわる若干の問題についてお尋ねをしておきたいと思いますが、この原子力委員会のもとでの安全専門審査会、あるいは通産省のもとでの技術顧問会、これは例の大山報告も触れておる問題でありますし、科技庁側からは資料もいただきましたけれども、本当に原子炉の安全審査という重大な任務に照らして、委員会の出席状況がふさわしい状況にあるかということで
○吉田正雄君 「むつ」の放射線漏れ問題が出た段階で、大山委員会の俗に大山報告というものが出されて調査結果が出ておりますし、さらに今後への提言というものが行われておるわけです。
そのことは、例の「むつ」問題のいわゆる大山報告の中でも、委員の選任についても、単に一流大学の一流教授を選任すればいいというふうなことではよくない、ほとんど出席をしていないじゃないかというふうなことも指摘をされているわけですね。
○吉田正雄君 この放射能漏れは、同時に、遮蔽の設計と工事だけでなく、大山報告が提言をしたように、この機会に原子炉全体について各部分ごとにもまた総合的にも技術的、数量的な細部検討を原因究明とあわせて徹底的にやるべきだと思いますが、すなわち、放射線漏れを単に遮蔽問題だけに限定して改修することは真の解決にならぬと思いますが、いかがですか。
じゃ、次に入りますが、大山報告は次の点を指摘しております。そこにあったら渡してください。
二ページというところなんですが、二ページのちょうど中ほど、「当懇談会は」というところがございますけれども、そこのところで、審議に際して、原子力第一船の今後の措置については、先ほど申し上げました「むつ」放射線漏れ問題調査委員会の調査報告、いわゆる大山報告と言われておりますけれども、この大山報告が、そこに書いてあるところを見ますと、この報告が参考資料として提出をされ、それを参酌しながら、報告書をまとめて
しかしながら、その後、何分にもこの分野というのは日本にとって全く新しい分野でございましたこととか、あるいは大山報告書にも指摘されておりますごとく、政府並びに事業団が地元との意思の疎通を欠き、国民並びに地域住民の理解と協力を得る姿勢に欠けたといったふうなこと等も重なり、かつまた最後の段階では放射線漏れという不測のトラブルにも遭遇いたしまして、結果的に大幅に遅延してしまったということにつきましては、これは
いわゆる大山報告書でございますが、それをよく検討いたしますと、なるほどその中に盛ってあります一字一句まことにわれわれの胸を打つものがございますので、われわれ新しく引き受けた者といたしましては、その本当の精神にのっとってこれからわれわれは何とかやっていかんければならぬじゃなかろうか、こういうのを、その精神を指針としてやっておる次第でございます。
このことから私は考えましても、事業団の技術水準——先ほど理事長から、その後、造船でありまするとか、いろんな各分野の専門経験の深い方がそれぞれ御就任していただきましたと、技術陣も充実いたしましたという実はお話があったわけでありますが、そういう原子力委員会の指摘やあるいは大山報告の中に書かれた事項、そして、いま理事長がお答えになったこと等を考えてまいりますと、当時の原子力船開発事業団が果たして技術水準の
私は、先ほどの山野原子力局長の御答弁ではございませんが、大山報告なり、その大山報告を基礎にした昭和五十年六月十日の原子力委員会の開発事業団に対する技術水準の向上という指摘について質問をいたしました際に、事務処理機関的な性格が強かったために、そういうような大山報告になり、指摘を受けたのではないだろうかというようなお話が実はあったわけであります。
この点について「むつ」放射線漏れ問題調査報告書いわゆる大山報告書ではこのように述べております。「大規模な開発計画を遂行するためには、十分な組織と強力な指導者が必要であり、かつ、その組織の技術上の責任分担が明確であること、できれば技術上の主な責任者は開発の段階を通してかわらないことが、首尾一貫した開発の推進のためには望ましい。」そしてこのようにも指摘しております。
やはり大山報告書によりますと、たとえば遮蔽についての実験を行いますね、JRR4でやっている試験ですが、こういうようなものについても主体性を持ちつつ必要な実験を進めることができなかったのだというようなことが書いてあります。
○日野委員 私も大山報告書を読ましていただきました。非常に興味深く読んだわけでありますけれども、その中の一つの大きな柱というのは、あたかも事業団が事務執行機関のような観を呈していて、独自に舶用炉を開発していくという独自の研究が行われなかったのではないかというような指摘がございます。
まあ、こういう部分もありますね、この大山報告の中には「当然批判されるべきことでも、それが批判されると、あたかもその批判者を原則的なことまで反対しているかのようにとる傾向が、原子力関係の当事者にはありがちである。」、こういうようなことも書かれております。気に入らぬことを言えば、すぐこれは根本的な反対者で文化の進歩に反対をする者だとか、こういうことがある。
このような事態に至った原因は、さきに科学技術庁長官が指摘されたいわゆる大山報告書に詳しい。大山報告書によれば、その原因として、開発が時限立法によったことを指摘しております。これは、大山報告書の言葉のとおりを申し上げる。
果たしてこれで、先ほどから言われております事業団そのものは有限であっても、中身は、大山報告に基づいて今度は優秀な人材を集め、きちっと技術の蓄積ができるように、入れかわり立ちかわりがないようにしますということになっているのでしょうか。
○瀬崎委員 原子力委員会の安全審査ですら、この大山報告は、高名で忙しい先生方が非常勤ではだめだという指摘なんでしょう。ましてや、ある意味では物をつくるということを含む事業団、それも新しい開発、研究を含むわけでしょう。これが非常勤のスタッフを周りに集めてできますか。そんなことを専務理事が考えているから、いつまでたったって「むつ」一隻解決できないんじゃないかと、私は聞いていて思ったのですよ。
もし本当に大山報告に基づいてそれを実行しようと思っているのですと言うのなら、この際、まずは第一に、もう一遍十年とか十一年じゃなしに恒久立法化で検討していくのが、それがいいか悪いかは別問題として、まさに最も妥当なことじゃないかと思うのです。大山報告はそのことを言っている。