1974-03-07 第72回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第3号
しかし大学制度一般で考えますと、人文、社会からいろいろな領域の、医学まで含めた大学のどこでも一年おったと同じようだという簡単な議論になりかねぬのでございます。
しかし大学制度一般で考えますと、人文、社会からいろいろな領域の、医学まで含めた大学のどこでも一年おったと同じようだという簡単な議論になりかねぬのでございます。
しかも、この法案におきましては、単に筑波大学のみに新しい構想の実現を求めるものではなく、大学制度一般についても、それぞれの大学の自主的な改革を進めやすくするための制度の弾力化を、あわせて行なうことにしております。
しかし、大学制度一般として考えました場合に、従来は大学は総合的な数個の学部というものを中心にした大学という考えできたけれども、必ずしも、今後の大学のあり方を考えた場合に、総合大学でなければならぬというふうに考える必要はなかろう。ですから、原則的にはどちらでもいいという考え方に立って大学の構成を考えてよろしかろうという意味で、五十三条の改正案の際に「数個」という要請をはずしたということでございます。
大学は専門的な機関として、知育偏重で、大いに知的なレベルを高めるべく、最初からその専門科目に応じた教授方法とするものだ、そういう方向へ大学制度一般も持っていくべきではないかということの関連において、新構想大学とか教員養成の専門大学とかということを考えておる次第であります。
それだけに、いま申しましたような意味で、日本の大学制度一般にも言えますけれども、大学の入試までが非常にむずかしい、通ってしまうと特権が与えられ、勉強しないでも大学卒の資格が与えられる。同じことが修習生にも大体適用できるような制度になっておるところにかなり大きな問題があるような気がするわけでございます。
ただ、思いますことは、昭和三十五年の五月二日に、前松田大臣のときに、大学制度一般について、大学人と一緒になって国民の大学らしくするために、もし必要であるならば立法措置ないしは予算措置等が要るであろうという気持のもとに、六項目の諮問をされております。
ただ、今も御指摘のありましたように、大学制度一般について中教審に諮問され、審議されつつありますから、その結論がどう出ますか、その結論が出ました場合には当然尊重する立場に立たざるを得ないと思うのでありますが、その意味では中教審の答申待ちの意味もございます。ございますが、それ以前に、私の考えを率直に申し上げれば、ただいま申し上げたような気持でおる次第でございます。
教員養成制度の答申に対しましては、主として教員養成を目的とする大学を作ることが教員養成制度改革の方向のうちで一番重要な問題であるとされておるわけでございますが、その点につきまして、言論界と申しますか、各界の方から相当慎重に研究すべきであるというような意見も寄せられておりますし、それから教員養成を目的とする大学を作るといったような方向に進むといたしますと、単に教員養成制度というワク内だけでなしに、大学制度一般
そのことの関連も当然考慮に入れまして、大学制度一般についての検討が昨年以来行なわれておりますことは御指摘の通りでありますが、そういう関連において中教審においても先ほど申し上げましたように、短期大学との現実の関連性を中心として、またこの高等専門学校の目ざしますところの実質的のこともあわせ相談いたしまして了承を得た経過でございます。
同時に、中教審に諮問されつつあります大学制度一般の根本的な検討、それに関連いたしまして、教員養成大学についての今後のあり方をいかにすべきかという結論が答申されました上で検討せざるを得ない時期的な段階でございますが、そういう手だてが順序よく出てくるに従って、十分に検討を加えて、御質問の点にも沿うような施策を講ずべきであろう、こう思います。
ただ問題は、中教審に、大学制度一般、教員養成のこともあわせて考えつつ検討願っておる段階でございますので、このことだけを特別の課題として正式の諮問をして、御答申を待つということも、そういう手続上現実的には困難があったわけでございます。のみならず、教員不足の課題が最近になりましてとみに緊切の度を加えてきた。
その意味においては、もう二年越し中教審で大学制度一般のあり方について検討をしてもらっているのであります。かつて教員養成についても、一応の答申が出たようでございますが、さらにそれもあわせて目下恒久対策としていかにあるべきかの審議過程でございまして、その答申を待って御指摘の長期的な策は考えらるべきものと心得ているのであります。
には、ほかにたしかどこでございましたか、小倉でございますか、短期大学がもう一つあるようでございますけれども、しかし大牟田、久留米、あの一帯の盛んな工業関係その他から考えまして、何らかの形で今申し上げたような条件を顧慮していただければ、おそらくそれに対してはそう強く反対されるような方もいらっしゃらないのではないか、これは私個人の想像でございますが、推察いたしておるような次第でありますので、ほかの大学制度一般