1980-10-13 第93回国会 参議院 予算委員会 第1号
次に、財政再建については大変大蔵当局も苦慮しているようでございます。ゼロリストなんかについてもあれやこれやまた弁解もしなきゃならぬという、あるいは国債の二兆円減に伴うそうしたようなあり方もいま進められている。そういったいろんな枠組みの中で、そしてまた総理の所信表明にまつまでもなく、社会福祉といえども聖域ではない。
次に、財政再建については大変大蔵当局も苦慮しているようでございます。ゼロリストなんかについてもあれやこれやまた弁解もしなきゃならぬという、あるいは国債の二兆円減に伴うそうしたようなあり方もいま進められている。そういったいろんな枠組みの中で、そしてまた総理の所信表明にまつまでもなく、社会福祉といえども聖域ではない。
去年よりも実質的には八千億円ぐらい国債の発行がふえるのかもしれませんが、去年でさえもあれだけの値下がりをして、そしてあれだけの抵抗があって、大変大蔵当局としては御苦心が重大だったと思うのですけれども、去年以上に情勢が悪くなっていて去年以上に国債の発行をするということになれば、条件が八・八八八になったとかいうような、利回りの面で若干の考慮もありますけれども、私は非常に心配をせざるを得ない。
五十二年度の財政が五十一年度より悪化したと見るかどうかということになると、私は、改善する努力というか、これは大変大蔵当局を中心として行われた、こういうふうに思いますが、しかし、その実はどうかと言うと、なかなか上がっておらぬというのが率直な私の考え方であります。 どうして財政がそういうふうなむずかしい状態になってきたか。