2017-03-30 第193回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
熱帯域における大型巻き網漁船で乱獲があって、そして激減をしていると、これはもう日本の多くの方々が認識をしていることでありますけれども、当然国によって利害関係が違うわけで、東南アジア諸国の方々はそうは認めていないというのが現状でございます。
熱帯域における大型巻き網漁船で乱獲があって、そして激減をしていると、これはもう日本の多くの方々が認識をしていることでありますけれども、当然国によって利害関係が違うわけで、東南アジア諸国の方々はそうは認めていないというのが現状でございます。
それで、具体的な関係で申し上げますれば、例えば今お話ありましたメバチ、カツオの漁獲量が減少しておりますが、これはやはり熱帯水域における大型巻き網漁船の漁獲量の増加が主な原因ではないかというふうに考えております。
その結果、カツオを含む小型魚を多く漁獲する巻き網の集魚装置、これ魚を集めるんですけれども、そういったものを使用した操業の規制を強化すること、それから先進国の熱帯水域の大型巻き網漁船につきましては隻数を凍結すること、それから熱帯水域の大型巻き網漁船の過剰漁獲能力を削減する仕組みを先進国が今年の年次会合までに作成するというようなことを、そういった措置を採択したところでございます。
これを受けまして、昨年のWCPFCの年次会合、ここにおきまして我が国から、カツオ・マグロ資源の管理強化、この必要性を強く主張しまして、大型巻き網漁船につきまして、小型の魚を多く漁獲する巻き網の集魚装置を用いた操業の制限強化、それから先進国の巻き網漁船の隻数凍結、それから大型巻き網漁船の過剰漁獲能力を削減する仕組みを先進国が本年の年次会合までに作成することということが決定されました。
○小斉平敏文君 カツオ・マグロにおいて、成魚から小型魚まで取り尽くして資源の保護に大きな影響を与えておる大型巻き網漁船、これは集魚装置使用に加えて蛍光塗料、それと発光器を使った威嚇装置による漁獲圧力を増大させておる漁船も非常に増えておる。特に、この小型魚に対する漁獲圧力の問題は、資源の持続というものに大きな影響を与える。