1999-11-04 第146回国会 参議院 本会議 第2号
今年夏以降、大手都市銀行等の間で持ち株会社の設立、大型合併等、メガバンク構想が打ち出され、国民は驚きと期待を持って受けとめました。こうした金融機関の各種大再編・統合は、当然取引関係にある一般企業の再編を伴うものであります。金融システムが再生し、あるいはさらに産業の再構築が進むものと思われます。 また、企業は、国際競争に生き残りをかけて一層のリストラを強めていくことでありましょう。
今年夏以降、大手都市銀行等の間で持ち株会社の設立、大型合併等、メガバンク構想が打ち出され、国民は驚きと期待を持って受けとめました。こうした金融機関の各種大再編・統合は、当然取引関係にある一般企業の再編を伴うものであります。金融システムが再生し、あるいはさらに産業の再構築が進むものと思われます。 また、企業は、国際競争に生き残りをかけて一層のリストラを強めていくことでありましょう。
この数日の新聞によりましても、これは銀行でありますけれども、大型合併等がなされております。業種によって違うと思いますけれども、どうも一般的には、分社化、要するに小集団が活力を増すのか、あるいは合併というものが効率化に大いに寄与して企業としていいのか、どうもその辺が明確になっていないような気がするんです。
その後の金融再編といいますか、提携、合併ということにつきましては、四十年代に入りまして一時幾つかの大型合併等が行われたという事実がございます。このときは、考え方といたしましては金融の効率化、つまり金融機関の合理化といいますか、経営の効率化、こういうことが非常に大きなウエートを置かれて考えられたわけでございます。
それにあらわれたところによりますと、いわゆる大型合併等で人員整理を行なったという企業はほとんど見られなかったわけでございます。それからまた、余剰労働力が若干は発生いたしますが、それは企業内の配置転換であるとか、あるいは新規の採用手控え、こういうことで処理をしておる、こういうような調査結果でございました。
○大久保委員長 本日合成ゴムの質疑をいたしまして、明日は大型合併等に関する一般質問に当てたいと思います。七日の金曜日は、合成ゴムの質疑をさらにいたしまして、十一日の火曜日に合成ゴムの採決に入りたいとただいま考えております。
竹本分科員 そこで、大臣にちょっとお伺いしたいのでございますけれども、いまお聞きのように、日本の国際競争力をこれから強めなければならぬという課題に直面しておるこの際において、実は逆に、日本の産業あるいは企業の財務比率あるいは体質というものは、そうした資金調達面から非常な苦しい矛盾に悩んでおるというわけでございますので、先ほど私が申しましたように、これからの経済の世界化に対処していく上においては、一方で大型合併等