1949-04-15 第5回国会 衆議院 地方行政委員会 第10号
國庫の都合というようなことは、いわゆる國策の基本の上に立つた遂行上の都合、こういうことに解釈していただきたい、この前の委員会でもるる申し述べたと思いまするが、今回の九大原則に則りますところの財政基本の建て方、予算の組み方というものは、これはまつたく日本の再建にとりまして画期的な一つの大國策であります。
國庫の都合というようなことは、いわゆる國策の基本の上に立つた遂行上の都合、こういうことに解釈していただきたい、この前の委員会でもるる申し述べたと思いまするが、今回の九大原則に則りますところの財政基本の建て方、予算の組み方というものは、これはまつたく日本の再建にとりまして画期的な一つの大國策であります。
○國務大臣(木村小左衞門君) 私も同樣に考えておりますが、ただ今回の場合なんか、最終において私は承服せざるを得なかつた問題は、先程申上げましたように、何しろ國の経済の基本を確立するという非常な大國策に基いてやることでありまして、丁度この財政法の第二條にも書いてありますように解釈いたしまして、この國策という苟くも國の政策に反し云々ということで承服いたしたような次第でありまして、満足は私共いたしておりません
そこで私は日本の將來の産業の復興のために、日本の再建のためにはどうしても勤労階級の生活を全面的に保障すると共に、將來勤労によつて自分の生活を営まんとする者のために、本質的に國家の財政、或いは國民経済、或いは物價と賃金の関係というようなものを、総合調節するところの大國策を樹立しなければ解決しないという点が、まず私の考えておる第三点であります。