1997-11-28 第141回国会 衆議院 外務委員会 第5号
大体、日本の外交と申しますと、日本の外交は主体性がないとか、大国追随だとか、顔が見えないとか、こういうふうな好ましくない表現でもって言われることが多かったわけでございますけれども、私は、最近の様子を見ていますと、そのような批判をはね返すことができるようなこともちょくちょく出てきている、このように見ております。
大体、日本の外交と申しますと、日本の外交は主体性がないとか、大国追随だとか、顔が見えないとか、こういうふうな好ましくない表現でもって言われることが多かったわけでございますけれども、私は、最近の様子を見ていますと、そのような批判をはね返すことができるようなこともちょくちょく出てきている、このように見ております。
総理は、施政方針演説で、ことしは経済の年だと強調しておられますが、二百海里漁業専管水域問題一つ取り上げてみましても、現状維持や大国追随の外交では、わが国の利益が守り切れないことは明らかであり、今日ほど創意ある自主外交が求められておる時代はないと思います。
(拍手)しかし、それと同時に向米一辺倒の外交によって民族の独立心をスポイルし、経済の自主性を失わしめるような危険な大国追随主義に対しても、断固として反対するものであります。
われわれとして非常に歯切れが悪いということでおしかりをこうむるわけでございますが、これは決して大国追随あるいはアメリカ追随ということではなくて、日本自身として──日本くらいこの問題に対してむずかしい立場を持つものはない。そういうわれわれ自身の判断から、この問題は非常に慎重に扱わねばならぬ、こう考えているのであります。慎重に扱うことを考える国は他にもあるかもしれません。また現にあるのであります。