1952-07-18 第13回国会 参議院 地方行政委員会 第64号
警察機能が十分に発揮されないことを恐れることが一点と、いま一点は、新たに市の自治体の規模を大きくするという場合、通例の狙いといたしましては規模を大きくすることによつて財政上の余裕を生ずる、それを産業、交通、文化、社会福祉などのいろいろな事業に硬つてそれによつてこの自治体の発展を図ろうとするものが普通でありまするに、自治体警察を持つとすれば、相当にそれに経費が要ることによつて、それらの市を形成する目的が大半烏有
警察機能が十分に発揮されないことを恐れることが一点と、いま一点は、新たに市の自治体の規模を大きくするという場合、通例の狙いといたしましては規模を大きくすることによつて財政上の余裕を生ずる、それを産業、交通、文化、社会福祉などのいろいろな事業に硬つてそれによつてこの自治体の発展を図ろうとするものが普通でありまするに、自治体警察を持つとすれば、相当にそれに経費が要ることによつて、それらの市を形成する目的が大半烏有
ところがヘスターとか今回のジユデイス台風、こういうものが次々と來まして、せつかく一億、二億の金を油ぎ込んでやつておりましたものが、その大半烏有に帰してしまつたのであります。もちろん降りかかる火の子でありまするならばこれを拂わなければならぬ。復旧は緊急必要ではありますけれども、ここに日本の土木行政に対する根本的な考え方の反省をしていただきたい。
昭和十九年七月の洪水、また本年七月、八月の二回の洪水で流域耕地の決壊、埋没、冠水は百数十町歩に及びまして、護岸及び堤防工事は全部破壊せられ、このまま放置すれば、おそらく耕地がほとんど大半烏有に蹄するのではないかということが非常に心配になるわけであります。しかるに、これが復舊工事には多額の費用を要するのでありまして、とても貧弱な村財政はもちろん、地元としては負擔しきれないのであります。