1958-07-17 第29回国会 衆議院 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号
こういうふうに見ますと、昭和二十一年のソ連引揚船「大久丸」以来、ちょうど戦後十三年です。そうして、舞鶴にソ連と中共から六十六万の帰国者を迎えております。これを二百万の日本の家族が出迎えて、そうして、この白山丸の集団帰国が最後です。
こういうふうに見ますと、昭和二十一年のソ連引揚船「大久丸」以来、ちょうど戦後十三年です。そうして、舞鶴にソ連と中共から六十六万の帰国者を迎えております。これを二百万の日本の家族が出迎えて、そうして、この白山丸の集団帰国が最後です。
○上田参考人 初めの御質問は、まだほかにも参考人がいらつしやいますから、初めの御質問じやなしに、一六%云々の件について申し上げますと、この前私の方の大久丸が、横浜の日清に入つた件について、品質が悪いのじやないかというような御質問が、社会党右派の控室でしたかどつかでありましたときに、私が申し上げたことだと思いますが、そのときに私は、品質は悪くありませんと申し上げたと記憶しております。
たとえばMSA小麦を大久丸で日綿さんがお買付になつて、横浜に入つて来た。私は見に行きましたが、日綿さんは立ち合つておりません。そうすると、われわれの常識で考えれば、日本政府が買いつけたものは当然日綿さんが横浜へ揚げて、日清さんの倉庫に入つたときに日綿さんの責任は解除されるものだと思う。ところがこれに対して立会いをやつておらぬ。横浜の食糧事務所はその都度検査に来ております。
買付け船側渡しなら、不良品が出た場合には農林省が立ち会つて——横浜港の日清製粉の港で大久丸なら大久丸の小麦を上げた。これがアメリカのナンバー・ツーの規格に合わなかつたという場合は、これはキヤンセルする権利は政府にある。そこまでが商社の責任なんだ。ところが今までこれだけ大量に輸入しているが、一件も私は政府がキャンセルしたという話を聞かない。
このごろ大久丸が横浜に着いたときに見に行つて来ましたが、買付は日綿実業がやつたのだそうですが、日綿実業は一人も来ていない。日清製粉に聞いて見ると、日綿さんは全然来ないのだと言つておる。荷揚げするときの責任は全然日綿にはないのか、私は非常に疑問に思う。
たとえば今度の大久丸でも、あらしにあつて来たというのですが、あらしにあつてハツチから浸水して、食糧にならないという場合の責任は、一体商社の日綿実業にあるのか、これも政府がかぶらなければならないのか、どうですか。
きのう大久丸の検査を見て来まして、検査の結果はいいことになつておりますが、ぼくらが船員に聞いてみると、これはMSA小麦だからしかたがないんですよ、このくらいのごみのまざつたものは。大久丸はしよつちゆう小麦を積んで来ておるが、普通の小麦よりはMSA小麦は夾雑物が多いし、これはMSAでもらうのだからしかたがないと言つておる。横浜の所長にも来てもらいましたが、検査の結果は非常にいいことになつている。
○加藤(勘)委員 食糧庁長官にお伺いしますが、この前MSA援助協定に基く小麦の買付で、日本に初めて輸送されて来た大久丸の小麦が横浜港に上陸された問題についてお伺いしましたが、その際は害虫の所在につきまして不明確でありまして、害虫がおつたかおらぬかということもわからなかつた。それからどうして防疫事務が済まされたのか、それもはつきり答えがなかつた。
○中澤委員 実はMSAの第一船の大久丸が、七千トンですか積んで横浜へ十日ほど前に入りました。ところがこの小麦の品質が非常に粗悪である、こういう情報が入つて来て、この第一船の荷揚げ中に実は行つて見て参りました。日清製粉の波止場へ揚げておるのですが、日清製粉の方々はかわらない、こう言つておるのです。
○加藤(勘)委員 MSAの援助協定に基く小麦供給といいますか、実際は買付になるわけですが、買付がなされてその第一船が一昨々日、十八日の日でしたか、横浜港に到着しまして、川崎の日清製粉の倉庫に陸揚げされるということになつたわけでありまして、その際積んで来た大久丸に荷役に行つた労務者の諸君や船に乗つておる船員の諸君が、おおわれておるおおい物をとつたときに、すぐに自に入つたのは、あまりにもひどい品物であるのにびつくりしてしまつたわけです
灰分におきましても一・五%、蛋白が、普通は八・五%程度のものでありますが、これが八・八%というように、品質そのものにおきましても、大体普通程度、それ以上の分析の結果が出ておりますから、見た日にはダストが多いようでありますが、物そのものといたしましては、この十七日に入りました大久丸のウェスタン・ホワイト・ナンバー・ツーは、規格といたしましては十分合格しておるものでございます。