2003-07-10 第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
ただ、先ほど鮫島委員からお話ありましたように、やはりこれまでの私どもの相手との交渉の仕組みというのは、アメリカやケアンズ・グループの自由貿易と、我が国の多面的機能論で対抗してきたわけですね。 しかし、これからの新しい時代というのは、やはり論争において真っ正面から勝利をしていく、こういうことが日本の交渉の現場に必要なんだろうと思うんです。
ただ、先ほど鮫島委員からお話ありましたように、やはりこれまでの私どもの相手との交渉の仕組みというのは、アメリカやケアンズ・グループの自由貿易と、我が国の多面的機能論で対抗してきたわけですね。 しかし、これからの新しい時代というのは、やはり論争において真っ正面から勝利をしていく、こういうことが日本の交渉の現場に必要なんだろうと思うんです。
言うならば、ただ乗り論でこういう多面的機能論を語っているだけだと思っております。こういったところをもう少し政策的にも考えていただきたいなと思っております。 また、実際の地域の生活というのは、省庁の横断的な規制緩和というものをしていただくことによってその地域での活動が様々な動きが取れるということがたくさんあるわけです。その典型的にいい例が道の駅だったと思うんですね。
多面的機能の問題は、既に新農基法の議論の中でも、農業の多面的機能論ということで、その概念化が図られておりますし、漁業でもその概念を援用していいと思います。漁業生産活動に伴って生産される魚介藻類、食料以外の有形無形のさまざまな価値をつくり出す機能とでも言っておいた方が適切だと思いますが、その経済的な性格、特徴というのは、私は二点ほどあると思います。
私は、食料の安定供給ということもセーフティーネット、このことをもう一回多面的機能論、食料安全保障論の中に位置づけて主張していいんじゃないかと思うんです。 そしてさらに、それを具体的にどのように展開するかといいますと、一つは国土経営論です。 さっき中山間地域等ということで、「等」でいろんな議論がなされていましたけれども、中山間地域と離島なりなんなりは基本的に違う。