1951-07-14 第10回国会 衆議院 農林委員会 第49号
食糧問題は同時に特に蛋白資源――現在農家経済が安定を目ざしておるのは多角形経営であり、その中には有畜農業の奨励ということが盛んに言われておりましたが、飼料問題で非常に困難をいたしておつたのであります。
食糧問題は同時に特に蛋白資源――現在農家経済が安定を目ざしておるのは多角形経営であり、その中には有畜農業の奨励ということが盛んに言われておりましたが、飼料問題で非常に困難をいたしておつたのであります。
食糧生産のみに片寄らずに、輸出工業生産、輸出農産物等について一般作物の轉換をするということも考えられまするし、また御指摘のように、農村工業も、政府といたしましては、現に的確なる施策を行うために、全國に大体七十六の基幹工場を置き、技術並びに工場経営の上から適切なる方策を講ずるよう指導いたしておるのでありまするが、この面によつて、あるいは農産加工、畜産加工、輸出品加工等に関する農村工業を進めて、農家の多角形経営
林野、牧野、耕地、内水面等、とにかく合せて総合的な土地の利用計画を立て、その基本に基いてそこに各地方々々に適当した多角形経営を営ましめるについては賛成であります。それに関連して特に考えて行かなければならないことは、農家経済を立てる上からも、先ほど申しました貿易依存体系に臨むことについて、輸入物資の裏づけをすることについて、農業の受持つ部面は相当大きなものがあるのであります。