2012-02-08 第180回国会 参議院 共生社会・地域活性化に関する調査会 第2号
今、上野先生の方からとてもいいポイントが出たのは、実は日本は元々、本当はそんなに同質社会ではなくて多様だったんじゃないかという御指摘なんですけれども、まさしく同質社会から多様社会へとか、一億総中流社会から格差社会へという構図自体が非常に短絡的ですので、それは確かにそのとおりだと思います。
今、上野先生の方からとてもいいポイントが出たのは、実は日本は元々、本当はそんなに同質社会ではなくて多様だったんじゃないかという御指摘なんですけれども、まさしく同質社会から多様社会へとか、一億総中流社会から格差社会へという構図自体が非常に短絡的ですので、それは確かにそのとおりだと思います。
私も一時期アメリカで生活をしたことがございますが、ああいう多様な社会では、一つ一つの問題について全く異なった意見をいろいろな人がオープンに語り合い、その中から一つの社会形成をしていくという多様社会でございまして、そういう点、日本という国が全体の社会あるいは国際社会の中でやはり一味違った体質を持っているということを十分に認識していかなければならないと考えている次第でございます。
したがって、私は、政党の皆様が、特に現代の多様社会に適応するには、政党の政党による政党のためのといういわゆる組織中心だけの発想をお持ちにならないで、ぜひいま申し上げたことを配慮に入れていただきたいと思うのであります。