1972-03-15 第68回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
たとえば外銀ユーザンスの返済に充てるとか、あるいは鉱石取引の金融制度を創設するとか、あるいは第二外為の会計制度を創設するとか、為替のリスク保険制度をつくるとか、その他七つも八つもいろいろなことが出されていますけれども、円の再切り上げは必至だという条件の中でこの外貨準備高を減らしていく、しかもその減らしていくやり方が——そもそもこの百六十億ドルからの外貨というものは、いわば勤労国民が一生懸命で働いて、
たとえば外銀ユーザンスの返済に充てるとか、あるいは鉱石取引の金融制度を創設するとか、あるいは第二外為の会計制度を創設するとか、為替のリスク保険制度をつくるとか、その他七つも八つもいろいろなことが出されていますけれども、円の再切り上げは必至だという条件の中でこの外貨準備高を減らしていく、しかもその減らしていくやり方が——そもそもこの百六十億ドルからの外貨というものは、いわば勤労国民が一生懸命で働いて、
近来、ユーロダラーや外銀ユーザンスといった短期外資が急増したことにからみまして、その不健全性ないし不安定性を指摘する声が一部に強くなっております。確かに不安定な短期債務の累積は好ましい現象ではありません。しかし、すべての短期外資が常に不安定であるときめてかかるのは、現実的な見方であるとは申せないのであります。
○政府委員(石原周夫君) 一億五千万ドルということで申しておりますのは、いわゆる実質収支でありまして、これにユーザンス、外債、外銀ユーザンスというようなものを加えまするというと、合計いたしまして、国庫収支といたしましては、外貨収支におきまして国庫の収支ベースで四億二千万ドルという国庫収支の黒字となります。
それから、外銀ユーザンスその他の短期の借り入れ、いわゆる債務、これが四億七千四百万ドル、それから、九月末で一応輸出手形の買い持ちになっておるのが一億四千八百万ドル、これを差し引いてみますと、九月末で実質的に保有しておるというのは二億七千万ドル、大体かような数字になっております。
このうちインドネシア等への焦げつきの債権二億八千万ドル、それから外銀ユーザンス等の短期債務を考慮しますと、実質手持高というのは、八億六千万ドル程度だろうと私どもは考えます。
○政府委員(東条猛猪君) 今のお話の外銀ユーザンス乃至外人商社のシツパーズ・ユーザンスの取扱いをどうするかという問題、先ずこの外銀ユーザンスの問題につきましては、私どもは日本側の為替銀行のユーザンスを規制いたしておりまする限り、外銀ユーザンスにつきましても同様の措置をとるべきである。
さらに、昨今のように外貨手持ちが好転しておる時期には、外銀ユーザンスを実施することが、為替取引の常道ではないかとの意見が一部にあるようであります。確かに外銀ユーザンスを実施すれば、外為会計の資金繰りとか、日銀の資金統制力とか、いろいろな点で問題が生ずるのでありますが、これらはいずれも国内的問題でありますから、これを別個の方法で解決できるのではないか。
最近、これはおもに外為の意見でありますが、かねがね懸案のドル・ユーザンスを実施してもらいたいということを、大蔵省あたりに申し入れているということを聞き及んでいるのでありますが、大蔵省としては外銀ユーザンスで、輸入手形に対します振出しを事実上は延ばしてもらつているような、ただいま妙な貿易慣習があるのであります。
いわゆる外銀ユーザンスであります。ところが今ドル潤沢でいらないから、せつかくの申出だが断るという状態まで来ているのでありまして、私ども最初の間は、ドルは足りないと思うから、大いに貸してくれということを念願して、そのように話して来たところが、向うが、貸すと言い出したら、こつちがいらぬということになつてむしろ間の悪いようなことになつておるのですが、そういうものも使えると思います。
この問題に対してどういうふうに考えておるか、私どもは、為替管理委員会はどう考えているかをはつきりこの席で申上げさして頂きたいのですが、外銀からファイナンスを受けるというなら、これはいわゆる外銀ユーザンスとか、外資導入とかいう範疇に入ることであります。
○政府委員(大久保太三郎君) 先ほど申述べましたように、輸入の促進をいたしますのにコストの点、或いは正常的にUCが出せるという点で外銀ユーザンスが非常に望ましいのであります。これの実施につきましては十分考慮いたしたいと思つておりますが、ただ只今のところ考えておりますのは、米綿の輸入につきまして、輸出入銀行からクレジットをもらうというような、金額にいたしましては、現在四千万ドルでございます。
○大久保政府委員 外銀ユーザンスにつきまして、一つの最近の問題といたしましては、米綿の輸入につきまして、輸出入銀行から相当長期のクレジットを得まして、輸入の促進をはかるという構想で、先方と折衝いたしております。これはまだ折衝の段階で、この席でははつきりは申し上げにくいのでございますが、私どもの見通しといたしましては、おそらくこれが成立するのは可能ではないかと思います。
次に簡単なことを一つお伺いいたしますが、外銀ユーザンスをどうしてもやらなければならない日本の為替事情になつております。この点につきましてのお見通しは、すでに委員会において述べられておるここと思いますが、日銀ユーザンスも貿手に切りかえられる、こういうわけでありますので、日銀の信用膨脹等もにらみ合せますると、外銀ユーザンスの見通しということは、為替政策上大きな問題であります。
本案の審議に当りましては、いわゆるインベントリー・フアイナンスの問題、外国貿易の趨勢に伴う為替資金の動き、外銀ユーザンスと日銀ユーザンスとの相違点等につき熱心なる質疑が行われ、これに対し政府からも、本会計が貿易の円滑なる進行を図るため必要なるゆえんを懇切丁寧に説明がありましたが、その詳細につきましては速記録によつて御了承をお願いいたしたいと存じます。
これがドル、ポンドを合わせました外銀ユーザンスと呼ばれて、外銀が金を貸してくれるからポンドのユーザンスが與え得るという仕組であります。そこでそれらは常道であるので、そういうことになるはずでありましたが、一時先にも申しました余計な利息を拂うまいという観点からそれをやらないということになりますと、代りのものを出さなければ困る。
ですから円の收支に支障の大して生じないように外銀ユーザンスを仮に使うといたしましても、或いは品目を限定するとか、そのクレジツト供與の総額をきめるとか、そういつた一定の制約が必要であるということは考えられます。ですから全部ぶつ放して新らしく外銀ユーザンスに持つて行つてしまう。そうして従来のいわゆる日銀ユーザンスをやめてしまう。そういうことはちよつと考えられないのでございます。
ところがもしかりにユーザンスがここで廃止されるようになつたときに、新しい構想でやりまするところのユーザンス・ビル、いわゆる外銀ユーザンスですか、そういう形になつたときに、急速に大きな変革を起しますると、せつかく為替資金でもつて相当の物資を——値上りをしたところのものを輸入しようといたしましても、あるいは国内の資金の関係からそれができ得ないような状態に陥つて来はせぬかということを、われわれは非常に憂慮
それにプラスするに外銀ユーザンスで、今三つのものがありまして、やや混乱を起しているかと思いますので、御説明をさししいただきます。 現行日銀ユーザンスが、せつかくうまく行つておりますものを改正しようと思いますわけは、いろいろな点があるのであります。