1959-03-19 第31回国会 衆議院 運輸委員会 第18号
造船業がわが国国民性に最も適した産業であることは政府もっとに理解していることであり、かつ付加価値率や外貨獲得率が高いのみならず、広範な関連産業を通じて国民経済の発展に大きく寄与していることは今さら言を待ちません。
造船業がわが国国民性に最も適した産業であることは政府もっとに理解していることであり、かつ付加価値率や外貨獲得率が高いのみならず、広範な関連産業を通じて国民経済の発展に大きく寄与していることは今さら言を待ちません。
造船業は、わが国民性に最も適した産業であり、かつ付加価値率や外貨獲得率が高いのみならず、広範な関連産業を通じて国民経済の蹄展に大きく寄与しております。
その場合に、たとえば外貨獲得率を七割と仮定いたしまして、七十億円の外貨が入ってくる。それにかりに二十億円の運営資金が全部外貨になったとすれば、百億円から五十億円だけ差し引かれる。そうすると、五十億円はとにかく日本の国民所得をふやすところの源泉になるわけでありますから、かりに一%の輸出促進になりましても、約五十億円を日本の国民所得に付加することができる効果を持っているというふうに感じます。
機械工業は付加価値率がきわめて高く、外貨獲得率がまた高いのでありまして、わが国のごとく人口過剰にして原料少き国におきましては、最重点的に考慮を払ってしかるべき産業でございます。しかも近時中国、インド、ビルマを初めといたしまして、アジアの諸国家は工業化の方向に進みつつあるのでありまして、その趨勢にかんがみましても、資本財の輸出が十分期待されているのであります。
これは大臣は御承知であるかどうか、望遠鏡やミシン、ベニヤ板のような非常に外貨獲得率のいい業種はほとんど中小企業者で、九〇%も九五%もの輸出をしておる。しかも金繰りに非常に困つておる。いろいろ業界が必要以上の難をさせられて混乱をしておるという状態である。
最近のここまで努力して参つた硫安輸出を将来にわたつて確保して、それを足場にして、さらに東南アにおける順次増大の傾向にあるこれらの需要に対応して参る外貨獲得率百パーセントというような要素等を勘案いたしますと、輸出会社の成立ということが最も願わしいことである、こういうぐあいに考えております。
それには現在例がありまするが、陶磁器のごとく外貨獲得率の非常に高率のものに対しましては、何か恩恵的な報償的な制度をとつて、特定な輸入商品であつて利益率の高いものにリンクしていただき、そうしてその資金を得ようというのが、この輸出面における振興対策の骨子であります。もつとも政府におかれましてはいろいろ御都合があろうかと思います。
殊に全部輸出した場合には、全部の外貨獲得率が一〇〇%であるということは、この硫安工業が輸出産業として非常に恰好の品物である、このことはほかの商品にもそうたくさん類例のないものであるということからしても、是非輸出産業として育てて行きたいと存じている次第であります。
ことに、申し上げるまでもなく、スフ、人絹、化学繊維と同じように絹糸は一〇〇%の外貨獲得率であります。綿花のように買うは買つて来たが、これを輸出するときは国内消費に七割もとられてしまつて、外貨獲得率が六〇%というような貧弱なものでなく、一〇〇%の輸出能力を持つておるところの絹糸を、もつと輸出する方針をお考えになつたらどうか。これはむだな金じやない。
そのような貿易の状況を勘案いたしまして、我が国の国産原料に基いて輸出するという立場の商品を拾つて見ますると、幸いにして内需百六十万トン以上もある硫安工業が外貨獲得率は百%であります。而も東南アジア、朝鮮等を含めますると、海外の需要は年間百五十万、年間五%程度の需要増を見る状況であります。
ただいいのは絹糸、絹織物、それから人工繊維——人工繊維は、全体のうち七、八パーセントが国外に依存する部分でありまして、絹糸、絹織物は一〇〇%の外貨獲得率であります。これをもつと外国に出す考えはないかということです。海外宣伝費を予算で見ると、二百万円か二千万円かのけちなものでありました。私は一昨年アメリカに行きましたが、そのとき絹織物はチヤイニーズ、支那だと言います。無礼千万だ。
また輸出振興を考える場合に、むろん第一の事柄は生産の増大でありますけれども、同時に販賣面も考えに置いていただかないと、賣れ行きの惡い物とか、あるいは賣れても外貨の獲得率の割合に低いものとか、こういうものはなるべく遠慮して、賣れ行きがよくて外貨獲得率の高い物に、重点を置くということがなければならぬと思うのでありあす。