1952-06-03 第13回国会 衆議院 大蔵委員会 第82号
この会計はもつばら特需の原材料で、かつ国際的な希少物資に属するものの取得のみを目的として運用して参つたのでございますが、今後の独立後における日本経済の自主的な運営について考えてみますると、特需は、国際協力の見地から申しましても、また国際收支上外貨收入源である見地からいたしましても、将来ともその充足を円滑にいたさねばならぬのはもとよりでございますけれども、さらにわが国の置かれておりまするいわゆる底の浅
この会計はもつばら特需の原材料で、かつ国際的な希少物資に属するものの取得のみを目的として運用して参つたのでございますが、今後の独立後における日本経済の自主的な運営について考えてみますると、特需は、国際協力の見地から申しましても、また国際收支上外貨收入源である見地からいたしましても、将来ともその充足を円滑にいたさねばならぬのはもとよりでございますけれども、さらにわが国の置かれておりまするいわゆる底の浅
なお又單に外貨收入という点だけでなくして、こういうふうな面を通じて、日本の国情を外国にその本当の日本の姿というものを紹介し、又将来日本の政治的にも経済的にも非常な重大な関係、役目を持つておりますこの観光行政というものを、單に他の行政の整理と同じような考え方で、今回は観光監を置いて、そうして局を廃して部にする、これは行政の責任の点から見ましても非常にいろいろな問題があります上に、今後非常な大事な日本として
しかしながら現在の外貨の手持ちの累増の原因を見てみますると、これは基本的には現在の国際情勢から発しておるわけでありまするが、直接的には、あるいは朝鮮動乱というような、それに直結した特需の受注というような、いわば臨時的な外貨收入というようなものによつて、現在外貨が累増しておるわけであります。
更に世界がプロツキズムになつたから日本もブロツキズムになつて関税をかけるべきだ、こういう結論もありますが、併しながら今日の日本の外貨收入というものは何であるかと言えば、日本はこの條約の結果、基地経済になつて、もうすベて明らかなことは、輸出收入よりも特需收入、或いは又外国商品による収入というものが大部分です。
二十六年度の対米輸出の最高は雑品でありますが、三千三百九十九万ドル、貞操切符の外貨收入はその三倍、(「パンパン収入だ」と呼ぶ者あり)鉄鋼の輸出は二千三百四十七万ドル、貞操切符の外貨收入はこの約四倍であります。生糸の輸出は千八百十一万ドル、この約六倍が貞操切符によるところの外貨收入、まさに世界に珍しい驚くべき事実であります。
二十六年度の輸出の最高が雑貨雑品でありますが、三千三百九十九万ドル、いわゆる貞操切符による外貨收入はこの約二倍半ぐらいに達する。生糸の輸出は千八百十一万ドル、貞操切符による外貨収入が約八倍に達するのであります。生糸輸出の八倍であります。こういうような基礎に立つて日本の国際収支を合せて行く。そういう基礎の下に日本経済を建設して行くということは、決してこれは健全ではないと思うのであります。
○国務大臣(橋本龍伍君) 先ほど国立公園の外貨收入状況についてお尋ねがありましたが、お答えを落しましたので申上げます。これは一つの推定計算を行なつて行くよりいたし方がないのでありますが、利用者につきましては或る程度数字がございます。国立公園の利用者は戰後著しく増加いたしまして、特に昭和二十五年には国立公園の各入口でいろいろ統計をとりましたところ、年間約二千二百万人ぐらいは達しているようであります。
殊にイギリスのごときは観光に対しまして非常な力を入れまして、外貨收入のうち物の輸出の品目別よりも観光收入が多かつたというような状態になつておるわけでございまして、我が国といたしましてもこの点に非常に力を入れなければならん、こう考えておるわけであります。このためにどうしたらいいかと申しますと、先ず第一に国内における受入態勢を整備するということと同時に対外宣伝をする。
一面日本の貿易の振興並びに外貨收入の増加、それから世界海運に太刀打ちいたしますためにも、現在日本海運のやつておりますような不定期配船では、とうていやつて行けないのでございます。どうしてもこれを定期航路化しなければならない情勢にあるわけでございます。この定期航路の整備充実という面からいたしましても、どうしても新造船によつて行かなければならない、かように確信するのでございます。
○説明員(松尾泰一郎君) 理論的に考えて見ますと輸出代金以外の輸入資金ということになりますと、いわゆる貿易外の收入、現在いわゆる特需による外貨收入が貿易外として考えられておるのでございますが、それとそれからあとは又いろいろこれは理論的な問題はあるかも知れませんが、いわゆるいろいろなユーザンスその他の措置による一切の外国からのクレジツトというようなものがその源泉ではなかろうかと思うのでありまして、海外
まあ御承知のように外貨收入の関係は、日本側できますものではありませんので、多分に連合国関係のことできます性質上、非常に予測が困難でございまするが、只今どう見ておるかというお尋ねに対しましては、先ずこの予算の金額にはさしたる増減はないのではないかというふうに予測いたしておる次第でございます。
この通知預金によりまして、或る程度の外貨收入がございますが、その外貨收入を円に引き直しまして特別会計の利益にする、そういうふうに経理をいたしております。
窮乏のイギリスにおいても、戦後は輸出外貨收入の中で、一番取得の多いのは観光收入でございまして英国は非常に力を入れて、国際収支の状況を改善しているという状態でございますので、われわれはぜいたくをするとか、うわついたことをするというのではありませんで、見えざる輸出として貿易振興の一助に資したいと考えているわけであります、
○山田節男君 そうすると、今のここに計上されておる四十五億四千七百万というものはいわゆる終戰処理費の外貨收入である。であるから特別調達庁のような向うの調達の要請によつて、一応それによつて得た外貨、これだけの計上類ですか。
従つてこの外貨予算に対するこの遂行率が六割四、五分程度だつたと思いますが、その主たる原因は先程申しましたように、輸出の側におきまして一月——三月頃のスターリングの外貨收入見込が予算に考えられた程よくはなかつたということに起因しまして、予算では相当スターリング地域からの輸入を非常に見込まれておつたにも拘わらず、現実の問題といたしましては輸入の公表をいたしますときに、資金がやや不足であるというようなことで
結局今まではそういつた方法で外貨をちよこちよこ取ることにいたしておりましたのを止めまして、今度は全部円にいたしまして外国人がここで日本円を得得するために外貨を売るという、まあ根本の問題ですが、外貨收入を図ろう、そういうことになつておるのであります。
第六章は、四十七條から五十五條までを規定したものでありますが、輸出に関しましては、先ず四十七條で輸出自由の原則を明らかにいたしまして、第四十八條では例外の特定の場合にのみ通産大臣の承認を要し、而もそれは必要な最小限度でなければならないと定め、又輸出代金が政令で定める方法によつて確実に回收されるかどうかは、我が国の外貨收入に大きな関係がありますので、第四十九條で通産大臣が輸出しようとする者からこの点に