1953-12-15 第19回国会 衆議院 通商産業委員会 第2号
〔委員長退席、中村委員長代理着席〕 ドルのテン・パーセント相当の外貨優先制度がございますが、その運用についての問題でございます。
〔委員長退席、中村委員長代理着席〕 ドルのテン・パーセント相当の外貨優先制度がございますが、その運用についての問題でございます。
更に又この四月一日より輸入請求制度が実施されましてドル地域に対して輸出されるもの或いは進駐軍に対するドルのサービス、或いは物資の提供等に対しまする一切を込めてのドル獲得に対する四〇%のリンク制を実施しております、勿論約五十種の基本的な原材料に限りまして、これらの輸入請求権が成立するのでありまするが、日本では僅かばかりの外貨優先制度を行なつておるにもかかわらず、ドイツは戦時中より四〇%のリンク制を実施
西ドイツの例を見ますと、去年一月から十月までに西ドイツの業者は海外に千人ぐらい出ているということでありますが、日本ではせつかく外貨優先制度ができましても、去年一ぱいで百人ぐらいしか出ておらぬというようなわけで、西ドイツに比べましても、日本の業者の海外に出るものは非常に少い。こういうわけで非常な不利な立場にあるということは否定することができないと思います。