1952-06-11 第13回国会 参議院 内閣委員会 第40号
そこで外為委としてはどうして欲しいかということに対しては、私どもも現機構を必ずしも百%いいとは思つておりません。昔の為替管理よりはいいと思つておりますが、改良の余地も多々ありますし、運営上の困難もあります。いろいろありますので、取りあえず先ず中立なる第三者の、立場を問わず十分に知識・見識をお持ちのかた二、三名にでも委員会を作つて頂いて、それで十分に客観的研究をして頂きたい。
そこで外為委としてはどうして欲しいかということに対しては、私どもも現機構を必ずしも百%いいとは思つておりません。昔の為替管理よりはいいと思つておりますが、改良の余地も多々ありますし、運営上の困難もあります。いろいろありますので、取りあえず先ず中立なる第三者の、立場を問わず十分に知識・見識をお持ちのかた二、三名にでも委員会を作つて頂いて、それで十分に客観的研究をして頂きたい。
従いまして私の申し上げることは、御指示がすでにありましたように、私の個人的見解もしくは外為委の見解であると御承知願いたいのです。簡単に申し上げますならば、今御指摘の四点はいずれもごもつともなポイントであると思います。
そこで今度の機構改革に伴いまして、外為委が廃止されまして大蔵省の為替監理局へ移るわけでありまして、もちろん為替監理局ができたといたしますならば、現在の機構改革の説明から行きますと、最終的な管理権はその為替局へ移るのでありますが、たとえていいますと、輸入信用状の開設というような実際的の事務は、今までの関連から言いまして、人の数などから言いましても、どうも日銀の窓口でやらなければならないようになるだろう
今まあ一見過剩のごとく見えるポンド、ドルを抱えておりますから、殊にポンドは余つておりますから、そこにも問題がありますが、それは別といたしまして現にドルなりポンドなりを持つているのはないか、外為委が持つているドルなりポンドなりをそれなら一時融通したらどうかというのが今の御質問の要点であります。
これはクレジツト・ラインの拡大が先に英系銀行と外為委との間に了解がついたが、この実施に当つて現在決済資金(ポンド資金)が不足しているので、この調達方法について英系銀行と外為委との間に話し合いがつかず、当分の間ポンドの輸入信用状発行停止の措置をとつたものである。」