1952-04-02 第13回国会 衆議院 予算委員会 第24号
○中曽根委員 非常にあいまいな答弁でありまして、私がお尋ねいたした国内産油の確保の問題、それから外油の日本に対する供給の問題、外国資本に対する日本側の態度の問題、それから東南アジアその他における外国資源に対するところの今後の政策、こういう問題の調整をどうするか。こういう基本の政策をお尋ねしたのでありまして、そういう四点に触れてもう一度御答弁願いたい。
○中曽根委員 非常にあいまいな答弁でありまして、私がお尋ねいたした国内産油の確保の問題、それから外油の日本に対する供給の問題、外国資本に対する日本側の態度の問題、それから東南アジアその他における外国資源に対するところの今後の政策、こういう問題の調整をどうするか。こういう基本の政策をお尋ねしたのでありまして、そういう四点に触れてもう一度御答弁願いたい。
従つて現在の状況は御存じのように九割というものは外油のごやつかいを受けておる。外油のごやつかいを受けておる限りにおいては、どんどん向うから干渉もされるし、国内の石油に関する日本の管理権、自主経営権すらあぶないという状態である。こういう状態でこのまま行つてよいかどうか、それを今後どういうふうに切りかえるなり、改善して行くか、そういう点をお尋ねしておるのであります。
○本間政府委員 御指摘にもありました通り、九割以上は外国の原油に依存しておるのでありますが、今ただちに日本がこの点について東南アジアの外油を確保する、あるいはこれに対して相当の手を打つというようなことも、具体的な問題になつて参りますと、非常に困難が伴います。従つて政府、通産省といたしましては、日本の内地におきます原油の生産をできるだけ保護助長して参りたい。
ただ問題は油につきましては、国際的なトラストと出しますか、極く僅かの会社によりまして世界的に油がコントロールされているような状態にございますので、大体特に最近の日本とこれらの外油社との関係等から考えて見ますと、今後どういう問題が起るか、これはちよつとはつきりいたしませんが、従来の推移で考えますならば、只今申上げました明年度の見通し程度の数量を輸入いたして参りますことは、余り大きな困難はないというように
次に、北海道全体の問題といたしまして、地域差による重油の高いことでありまして、この点は小樽、室蘭の港には、小樽には四万トンのタンクがあり、室蘭には二万トンのタンクがあり、外油を輸入してもただちにこれに対する輸入ができ得る設備があるのでありますが、両港とも一万トン級の船をつけ得ることができない浅い所になつておりまして、双方とも二億五千万くらいの浚渫すれば、ただちにこの両港の設備を利用することができ得るということでありまして
しかしながら六千七百円では、とうてい企業は維持できないということから、政府にいろいろ配慮いただきまして、キロリツトル当り千七百円の価格調整金を得て、輸入原油との間に均衡をはかつた事実があるのでありまして、かくのごときは平常時において、国産原油が常に外油の輸入による脅威に直面しなければならないということを、端的に物語つておるのでありまして、しかもただいま申しましたような価格調整金というような応急措置は
なお同時に法規の技術的な改正、合理化の点も進んでおりますので、そういうものといろんな方面を併せまして、そういう場合には外油と対抗して行くようにしたいと、かように存じております。
しかるに今般石油鉱業に対する政府の財政援助が打切られまして、自立を余儀なくせらるるに至つた折から、たまたま時を同じうして外油輸入の再開を見るに至つたのであります。関税措置いかんによつては、積極的躍進途上にある国内石油企業にとつて致命的打撃を與えるに至ることも憂慮される次第であります。
この外油を運びますタンカーが、毎月約二十万重量トン程度ペルシヤ湾その他からの油の横取りに従事しております。運賃も朝鮮事変前の四、五、六と現在の運賃を比べて見ます場合に、五割以上の増高を示しておるというふうな状況でございます。
念のために委員長並びに政府の人たちにお伺いしておきたいのですが、昨日ガソリン価格の問題について、物価庁の第三部長川上説明員から立ち入つた、つまり外油との関係の話があつて、わざわざ速記をとめられたのですが、この問題は決して占領軍の占領政策という問題に影響ないのです。それを何をわざわざ遠慮してこういう不見識なやり方をやるか。
まず自由党を代表して門脇勝太郎君は、帝石法は軍閥專制の置物であるから、本法律案はまことに時宜を得たものであるが、石油資源の乏しいわが国において、今後石油鉱業は全面的に自由放任となるのであるが、豊富低廉なる外油の輸入を思い合せるとき、国内石油事業の前途はきわめて多難といわねばならない、そこで政府は、今後わが国石油資源の実情を一層正確に把握するとともに、外国の輸入がわが国石油鉱業を不当に圧迫しないような
一方では国産石油の唯一の会社である帝国石油をまる裸にして外国資本にさらし、他方莫大な外油の輸入によつて、すでに五十万キロリツトルにも及ぶストツクさえできております。この政策は、はなはだ危劍であります。わが党は平和を愛し、民族の独立を願う国民の意思を代表して、本法案に絶対に反対するものであります。
一例をとれば石油価格の問題にいたしましても、いわゆる外油を輸入してこれを精製し、しかもその価格が漸次低下するならば、これを価格調整公団において政府は見ると言う。しかるにその価格調整公団が、政府の方針によれば、当然近く廃止さるべき運命にあるとするならば、その後の石油の価格についても、これまた何らの定見がないのであります。
そもそも石油資源のきわめて乏しいわが国における石油鉱業の経営は種々の困難を伴うものであり、しかも今後低廉なる外油の輸入増加を考慮するとき、一概にこれを自由放任にすることは、いかに鉱業法の規定があるにしましても、国民経済上おもしろからぬ現象が生じるおそれなしとしないのであります。
しかのみならず先ほどの外油と国内油との間の価格の相違等は、やはりプールして参らなければならない、かようなことがありまして、全面的に統制が行われているわけであります。
そうして鶴見の油槽所を、カルテツクスが外油を入れるということにおいて、これを日石からとつて、日本で精油事業をやるということでありますけれども、こういうことは今後日本の石油事業界に影響を及ぼさないとお考えになつているかどうか、お尋ね申し上げます。
下るというのは船賃、その他が安くなつて下るのであるかどうか、それともほかに、アメリカにおける石油の公示価格から見て、外油の輸入の価格が下ると見ているのであるかどうか、その点をちよつとお尋ね申し上げます。
しかもこの石油会社が今日外油の正道によりてひどい目にあおうとしている。価格の面においても資本の面においても、その他一切の面において外油の圧迫をこうむる。実に国産石油は今日危險な状態に陷る危險がある。
これに対しまして外油を輸入いたしますと、量の点においては勿論問題にはならない、問題は質と価格ということになつて、現在少い資源をやはり必要な方面に流通させます関係で統制が行われでおります。而も最近石油の価格改訂という問題が起つておるが、この改訂に当りましては、入つて参ります外油が最近二十二万トン程度、近東地区から入つて来ることが期待されます。
詳細なことはまた適当の機会に申し上げますが、この間鉱山局長は関税の問題にも触れまして、たとえ外油が入りましても、品質の点におきましていろいろの相違があるから、価格の開きはさように大きくはならぬだろう。たとえば九千五百円と六千何百円との比較をしてみると、そこに品質の問題において相当解決する点がある。
○小林証人 仕事は、大体ドラムカンの洗滌、修理、販売、それから麻袋の集荷、修理並びに販売、それから統制外油糧、油脂製品の買入れ、販売、それから生命保險以外の一般各種保險の代理業、その他雑貨の取扱い、こういうようなことをやつておりました。
そうすると国産石油というものは、外資並びに外油の圧迫で破壊されてしまう形をとつている。こういうところに持つて行つて、この国産石油の問題を国際的な野ざらしに放置しようというのが、政府の考えである。政府は手を離してしまつて、あとは野となれ山となれ。ところが一方においては、日本の石油問題はかような状態に陥つているのでありますから、今後帝石というものがこれに対抗して存立することが、なかなか困難である。
○川上委員 今の御答弁で外油の関係の圧迫で相当経営困難な問題が予想されるわけなのでございますが、そういうような状態のところに政府の持つている持株を売出して、どんどん売れるというお見込みなんですか。
前の委託契約におきまして、カルテツクスが日石を束縛しまして、その油を日本に入れるということに関しましては、今後いかなる程度に、いかなる性質のものが日本に入つて参りまするか、その内容によりましては、独占禁止法上の問題もあり得るのでありますが、御承知のように、すでに外油の輸入ということにつきましては、カルテツクスのみならず、予想せられまする競爭会社がいろいろございまして、戰前から日本と関係を持つておりました