1964-06-03 第46回国会 衆議院 運輸委員会観光に関する小委員会 第2号
しかしただいま申し上げましたのは、いわゆる為替ベースでございまして、運輸省としましては、前々から申し上げております外客消費額ベースというものをこれとは別にとっておるわけであります。
しかしただいま申し上げましたのは、いわゆる為替ベースでございまして、運輸省としましては、前々から申し上げております外客消費額ベースというものをこれとは別にとっておるわけであります。
○政府委員(梶本保邦君) お説のとうり、外客消費額ベースで申しますと、昨年一年間で一億五千万ドル——五百四十億円、日本の貿易額の約三%に当たるものが観光客の消費した額であると、このように運輸省としては推定をいたしておるわけでございます。非常にこういった点から考えましても、将来とも観光収入を増大さすべく、いろいろの措置を国としてはとっていくべきである、かように考えるわけでございます。
その国民総支出が一兆ドルになるという四十五年において、日本への観光客がどのくらい来るであろうかというふうな相関関係からいろいろなデータを出しまして推計いたしますと、結局外客消費額ベースで六億一千万ドル、このような数字が期待できるわけでございます。またそれを達成しなければならない目標として与えられるわけでございます。その六億一千万ドルは邦貨に換算いたしますと二千百九十六億円になります。
なお、昭和三十七年の外客消費額は、前年に比して約一〇%増しの一億五千万ドル、邦貨に直して約五百四十億円に達しておると推定されるのであります。
この表をごらんいただきますならば、昭和四十五年百二十五万人というふうに目標が掲げられてございますが、これは例の所得倍増計画の決定最高目標でございます昭和四十五年のときにおいて、外客消費額ベースで六億一千万ドルということがすでに閣議決定なされております。
先ほど一番最初に申し上げました昭和三十年から三十六年までの実績、この実績をカーブで表わしますと、ここにあるようななだらかなカーブが示されるわけでございますが、われわれの目標は昭和四十五年、この年には外客消費額ベースで六億一千万ドルということを目標にしております。六億一千万ドルと申しますと、邦貨に換算いたしますと、二千百九十六億円になります。
それから外客消費額ベースで申しますと約一八%増の傾向を示しております。昭和三十六年、過去一年間の例を申しますと、二十四万三千人の人がわが国に参りまして、わが国において落としました金額は四百九十三億円、ドルにいたしますと一億三千七百万ドル、かような数字を示しておる状況でございます。
この情勢は、大体対前年一七%ないし一八%ずつ増加をたどっておる、こういうふうな最近の増加傾向を示しておるわけでございまして、これに対しましてどのくらいの外貨の手取り率があったかと申しますと、三十五年の二十一万二千人のときには一億一千六百万ドル、四百十八億円の外客消費額をあげております。それが昨年、三十六年の推定は、全体で一億三千七百万ドル、四百九十三億円、これが私どもの推定でございます。
この六億一千万ドルを達成するのには、一体どのくらいの外人客がわが国に来ればこれが達成できるかということを申しますと、私どもは百二十五万二千人の人が来れば六億一千万ドルの外客消費額のベースに達する、かように考えております。