1962-04-06 第40回国会 衆議院 商工委員会金属鉱山に関する小委員会 第5号
先ほども申し上げました通り、わが国の電気銅価格は、国際価格に比して割高でありまして、かような国際的に見て不利な原料事情のもとで電線工業のみ自由化を実施するにおいては、外国電線のわが国市場への流入は必至と考えられ、電線工業は大きな打撃をこうむるばかりでなく、関連業界の国際競争力を著しく脆弱ならしめるものと存じます。
先ほども申し上げました通り、わが国の電気銅価格は、国際価格に比して割高でありまして、かような国際的に見て不利な原料事情のもとで電線工業のみ自由化を実施するにおいては、外国電線のわが国市場への流入は必至と考えられ、電線工業は大きな打撃をこうむるばかりでなく、関連業界の国際競争力を著しく脆弱ならしめるものと存じます。
しかし、私どもが現在自由化いたします場合、たとえば現在自由化になったと仮定いたしますと、外国電線が入ってくる、競争相手というのはやはり西欧だろうと考えます。アメリカではないと思う。
そうして、その面からも外国電線が——こちらはえらい製造免許と型式番号だといってやっておるのに、外国製品が大手を振って入ってきては困るという意味で要請いたしました。