1970-02-18 第63回国会 衆議院 本会議 第5号
当面の焦点である米の生産調整は、明らかに農業基本法農政の失敗と過度の外国輸入食糧依存の結果でありますが、現実に過剰在庫が累積し、食管運営の立場からもある程度生産調整をやらざるを得ないとしても、問題は、強制的な上意下達方式でなく、農民の理解と協力を得ることが基本であります。そのため、次の諸点が明らかにされなければなりません。
当面の焦点である米の生産調整は、明らかに農業基本法農政の失敗と過度の外国輸入食糧依存の結果でありますが、現実に過剰在庫が累積し、食管運営の立場からもある程度生産調整をやらざるを得ないとしても、問題は、強制的な上意下達方式でなく、農民の理解と協力を得ることが基本であります。そのため、次の諸点が明らかにされなければなりません。
まして国内酪農生産が行なわれておるにもかかわらず、自国の未来をになう、児童、生徒に対し、安いからとの理由のみによって外国輸入食糧でまかなうかのごとき国家は、世界一カ国たりともあり得ないのであります。 このような立場から、衆議院農林水産委員会にわが党が提出いたしました学校給食の用に供する牛乳の供給に関する特別措置法案は、国産牛乳のコスト中、生産者価格相当分は、国が交付金をもって充当する。
しかしながら、さればといって、私どももこの援助に感謝し、かつ、当時の事情が全然そういう輸入食糧がなくてもよかったかといえば、われわれはかりに意思を持っていたとしても、あの当時のような食糧危機、しかも外貨などは全くない事情において、外国輸入食糧というものがなければ国民がいかんともし得なかったあの当時の事情を無視するわけにも私どもとしてはいかなかったのであります。
そういう場合には、今度は外国輸入食糧関係は減ってもいいわけです。その場合にはその方の予備費はあまり使わない、こういうことになります。しかし先ほどから申し上げましたように、部門別になっておりますので、それぞれの部門でまかない切れるだけの適当な予備費というものは必要だ、こういうふうに考えております。
だから日本でもし外国輸入食糧千数百億の半ばを節約すれば、それだけ外貨払いが減るわけですから、国内的にはいろいろ問題が財政投融資とか補助とか、いろいろ問題があるにしても、私は国家的な意味では相当利益になる、だからやはり政府がこの方針を堅持してもらいたいと思うのです。
あなたの財政金融政策を通じて考えますならば、国内における食糧の自給自足の可能性の自信を喪失され、当面まず食いつきやすい外国輸入食糧依存主義を、農林当局をしてのましめねばならないような財政措置をあなた自身が打ち立てられておるのでは慮いか、こういう考え方すら持たざるを得ないのであります。要は国内の食糧自給の可能性について、大蔵大臣の御所信をこの際はっきりしていただきたい。
そういうものも入れる、あるいは内地米の業務用払い下げ制度の問題もこれにからんでおる、あるいは外国輸入食糧の大幅値下りの問題についても、国会の十分なる検討を経ずして、こういった既成事実を積み上げていくということについては、私どもは了承ができません。
どうせ将来の目標計画ですから、きちんとしたものを求めるのは無理かもしれませんが、大体三十五年までにどの程度の食糧増産を行い、そのためには千二百万石増産するならば千何百億の資金が要るとか、できれば年次別に、これはやっておるはずと思いますが、それでどれだけの外貨節約になるのか、これは外国輸入食糧の価格なんかの変動もありますから、現状をベースにしまして、この四つについて伺いたいのです。
○委員長(森八三一君) 只今飯島委員から、黄変米の問題に関連しまして、外国輸入食糧を極力減少し、国内食糧の増産によつて将来自給態勢を確立するという年来の念願を達成するために、この際当委員会として何らかの結論を得て政府に申入れ、その推進を図るというような措置をとるべきではないかというお話でございます。
一つは外国輸入食糧を多く持つか、あるいは国内の配給の日数を減すか、質の変化をするかということです。そのかわり外国輸入食糧の問題とか、ドルの手持ち資金の問題とか、あるいは買付市場における問題とか、そこにおける価格操作の問題とかいうものが関連しますが、これは一応抜きます。
今日はもちろん独立国として堂々と対政府の問題で、良心的なものを出さなければこちらは受取らないという交渉ができましようけれども、今日まではそれが泣寝入りをしてもらつて来た感もありましたが、しよせん今日以後も農民がつくつた二千八百万石の供出米だけではどうしてもパンを満たすことができないとするならば、外国輸入食糧にたよらなければならぬ。
こういう無責任な外国輸入食糧を年間二千万石余もおやりなさろうとするならば、これは国内の農政行政に貧困などころか、かてて加えて、それに輪をかけたところの輸入外国食糧においても、大きな失敗をなさつておるということを指摘せざるを得ないのでありまして、もう一度わが党といたしましては国会対策にかけて、正式にこの問題につきましては、私の方からもつと責任ある農林大臣あたりからの説明を承つて、その後徐々に筋をたどつて
二千万石の外国輸入食糧というものは、非常な国民の出血になるところのものである。それを品物が悪くても泣寝入りをして、二級品、三級品に引下げて、およそ不合格なものは食九ないから、農林省と話合いの結果、よそに転用しておる。その間の金をどうするか。何百億になるでしよう。こういうことはけしからん。
戦時中にはいも類は主食の代用として統制に置かれ、国民の重要な主食の役割を果して参つたのでありまするが、戦後外国輸入食糧の増加に伴いまして、いもの問題が主食の枠から外れて、ややともしますると非常に軽視されているというように見られるのでありまするが、これは国の置かれている輸入食糧の現況等から考えますれば十分注意しなければならんことであると思いますが、今後このいもという問題についてどういうように考えていらつしやいまするのか
外国輸入食糧の価格調整をいたしますために、三百二十億円の予算が織り込まれておりますが、これがもし国民主食のうちに牛乳を加えていただきますならば、今の外国輸入食糧は数年ならずして解消することができると存じます。生産農家がかりに一日三合の牛乳を自家用にいたしますると、これの栄養価は米一合三勺に当り、一年を通じまして約五斗近くの米食が軽減されるのであります。
この外国から買つておりまするところの小麦が、相当日本の外国輸入食糧の重要な部分を占めておるのでありましてこの小麦の価格の引上げということは、必ず日本の輸入価格が増大をするという結果になつて来るのでありまして、この問題については一挙に四〇%も引上げられるという決定が事実であるかどうか、もしも事実であるとしまするならば、これに対するいかなる折衝ができるか、しかもわれわれが理解をするのに困難なのは、現にアメリカ
というのは、政府は語るに落ちるで、非常に大臣は安易に外国輸入食糧を考えられておるようですけれども、逆に輸入懇請使といいますか、輸入をできるだけうまくできるように相手の国にお願いに行くという、政府代表といいますか、政府役人をそれぞれ現地に派遣しておるというこの事実から、相当輸入は困難である。
日本農業の破壊の道を外国輸入食糧のために開いて再軍備費を浮かすというような売国的方針のもとに、公約と選挙対策のために企てられました主食統制廃止の問題は、まさに経済の自由ではなくて、経済と政治の隷属という馬脚を明らかに現わした結果となりました。 本法案は、業務量と定員制との関係を無視したものであります。
従いまして生産者に対しましては、農民がもし売りに出た場合には一定価格をもつて無制限にこれを買い入れて、価格支持政策をとるということが一つであり、他面におきましては、消費者の保護のために、価格が暴騰することを押えるために、外国輸入食糧を比較的対米比価において安く供給することによつて、米の値段の暴騰を防ぐ。これが基本的な構想でございます。
ち、確信も持つに至らない先に、大蔵大臣の財政的な脅迫の前に不本意ながら賛成し、閣議決定を行わせ、吉田総理をして本国会に現行主食の管理制度を撤廃する方針を決定したと施政方針演説を行わしめながら、統制撤廃後の米麦の需給計画に基く市場価格や、消費者の家計費、給與ベース、特価、財政等の影響について何ら具体的対策を示さずに撤廃論に同調いたしました結果、本年度産米二千五百五十万石の供出に重大な支障を来し、外国輸入食糧
政府は麦をはずすはずすと言うけれども、それは単なる給配面の統制をはずすだけであつて、実際の仕事というものは内地産米と外国輸入食糧だけに限つておるのです。そういう事実から考えてみて、ここに八千もの人を減すということを発表して、はたして円滑に供出が政府予定通りの数量を完遂し、また輸入食糧についての管理、払下げ等が総合的にうまく行くか行かないかということが、ここに問題になつて来る。問題はそこなんです。