1957-04-11 第26回国会 衆議院 決算委員会 第24号
○吉田(賢)委員 肥料関係につきまして、外国肥料の輸入をめぐってずいぶん激しい競争が行われ、その間いろんな揣摩憶測あるいは世上喧伝せられた風聞もあるのでありますが、輸入商関係につきましては今のところ取り調べておる事実はあるのですか、ないのですか。
○吉田(賢)委員 肥料関係につきまして、外国肥料の輸入をめぐってずいぶん激しい競争が行われ、その間いろんな揣摩憶測あるいは世上喧伝せられた風聞もあるのでありますが、輸入商関係につきましては今のところ取り調べておる事実はあるのですか、ないのですか。
○有田(二)委員 藤山さん、実は外国肥料の輸入の問題がこれから国会で問題になつて来ると思うのです。従つて私はこの問題について、通産省側と農林省側とよくひとつ協力していただいて、いわゆる肥料工業の興隆のために、外国肥料を輸入するというような事態にならないように私はやつて行かなければならぬと考えるのですが、藤山さんの御所見を承りたい。
なぜかといいますと、春の肥料の値下げというものは、その製造過程とか、あるいは外国肥料の値段とのバランスとかいうことを別にいたしまして、現在われわれ農民が非常に重大なる関心を持ち、一刻も早く決定していただきたい点なのであります。
○笹森委員 今の燐酸、カリの外国肥料の輸入に関する努力のことはよく承知いたしておりますが、何せ輸送賃の関係等でむずかしいこともありましようが、一層の御努力を願わなければならぬ。
次に、質疑のうち、二、三の点を御披露いたしますと、先ず第一に、我が国が要請しておる以上に硝安等外国肥料が輸入せられておるかどうかの問題に対しての政府答弁の要旨は、要請の時期と現実に輸入せられる時期との時期的な間隔に伴つて、すでに外国において買付手当済のものが輸入せられたり、或いは前年度分の輸入ズレ等によつて変動はあるが、当方の要請以上のものの輸入はないとのことでありました。
さらに肥料の増産の問題につきましても、肥料の生産能力は百五十万トン程度の施設が日本にあるにかかわらず、これをフルに動かすことなしに百万トンに押えて、そうして不等価な外国肥料を輸入しているという状態であります。農地改革の問題におきましても、これは食糧増産の上に重大な問題であるにかかわらず、吉田内閣はこれを打切り、あるいは行き過ぎであるということで、末端の農地委員会は不活動に陥つております。