1996-05-10 第136回国会 衆議院 本会議 第23号
また最後に、水産庁は、韓国及び中国との交渉決着を待たずして資源管理制度いわゆるTAC制度の導入をしょうとしているが、TACの外国漁船への配分に当たり、我が国漁船の外国水域における漁獲量と外国漁船の我が国水域における漁獲量の比較をどのように見ているのかという御質問がございました。
また最後に、水産庁は、韓国及び中国との交渉決着を待たずして資源管理制度いわゆるTAC制度の導入をしょうとしているが、TACの外国漁船への配分に当たり、我が国漁船の外国水域における漁獲量と外国漁船の我が国水域における漁獲量の比較をどのように見ているのかという御質問がございました。
最近の漁業をめぐる状況につきましては、外国水域や公海で展開されております我が国の漁業については、いわゆる二百海里体制というものの一層の定着に加えて、先生から今御指摘がございましたように漁業をめぐる管理の強化それから海洋環境の保全といった新しい動きの強まりがございまして、我が国の遠洋漁業にも種々の制約が出ている状況でございます。
お話のとおり、我が国の伝統的な漁場でございました外国水域あるいは公海漁場におきまして、国際漁業をめぐる秩序の変化というものを受けて、漁場を喪失するという状況も出ておるわけでございます。
また外国人労働者問題、お話にございましたように、遠洋漁業、外国水域で展開をするものについて一部条件つきで許容される道が開かれたわけでございます。ただ、国内で従事するものについては、先生御指摘のとおり閣議了解がございまして、国内の雇用問題等とも絡んで一般的には許されないという状況でございますが、関係業界から先生のお話しされたような要望を私ども聞いております。
したがいまして、この国連決議の帰趨、結果いかんによってどうこうするということについては、この時点ではひとつ控えさせていただきたいと思うわけでございますけれども、この問題と離れて一般論といたしまして、御承知のとおり、流し網に限らず公海あるいは外国水域でかなり広範な国際漁業が展開をされておるわけでございます。これについて、いろいろな面で国際規制が強化される傾向が強まっております。
二百海里に入りましてから遠洋漁業が非常に厳しい状態に置かれまして、それぞれ沿岸国の二百海里の中でいろんな漁場制限等を克服しながら実施をしているわけでございますが、現在、先生のおっしゃったように、外国水域での漁獲量は約二百万トンというぐあいに半減いたしているわけでございます。
また、今回のこの漁船船主責任保険は、沿岸海域の利用の高度化や世界的な環境保全思想の高まりのもとで、漁船の所有者などが漁船の運航に伴って負担することのある責任または費用補てんをして、漁業経営の安定に資すると同時に、被害者の救済にも遺憾なきを期そう、こういう趣旨のものでありまして、内外におけるわが国漁船の信用を高め、外国水域における操業の円滑化を図る上でも、今後この保険の果たすべき役割りはまことに大きなものを
その際には、国内における生産、それから外国水域における生産、それから輸入、いろいろ問題は絡まり合ってくるわけですが、いずれにいたしましても、まず大事なのはわが国の周辺水域、ここでの資源特性に応じた漁業、それから資源管理、こういったことも必要となってくるでありましょう。
そこで、水産外交をまず強力に展開して、この四百万トンに及ぶ外国水域での漁獲量の実績を守る、こういうことが基本的でありますが、これは国際的に各国各国それぞれ事情がございますので、二国間交渉をやっていく以外にない。もちろん海洋法会議での共通した問題での交渉も必要でありますが、現在のところは、二百海里海洋法に先立って、それぞれ個別に二百海里の問題が出てきております。
特に、私ども注目いたしておりますのは、かような外国水域での操業の制限が今後ともなおソ連に相当かかってくるという事態でございまして、先ほど申しましたECの水域にもう入れなくなったといったような事態もこの一つの大きな事象であるというふうに考えている次第でございます。