2018-03-22 第196回国会 参議院 法務委員会 第3号
外国国籍者を調停委員に任命することは、外国国籍当事者が司法手続において孤立しているという日本人の壁とも言われる問題の解決につながり、外国人の権利の救済に寄与する側面があると聞いております。そのため、上川大臣が所信挨拶で述べている日本人と外国人の共生社会の実現とも深く関係しているとも思われます。
外国国籍者を調停委員に任命することは、外国国籍当事者が司法手続において孤立しているという日本人の壁とも言われる問題の解決につながり、外国人の権利の救済に寄与する側面があると聞いております。そのため、上川大臣が所信挨拶で述べている日本人と外国人の共生社会の実現とも深く関係しているとも思われます。
そのような手続に関与する調停委員は、裁判官と違い、公権力を行使するものではないと言えるはずですので、積極的に外国国籍者を任命するという選択も可能だと思います。 調停委員に国籍要件を課している運用はもちろん、不合理な差別ではないかという観点からも検討が必要ですが、多様な人々を我が国の社会に包摂していく上で改善すべきではないかという観点からも検討を進めるべきだと思います。 以上です。終わります。