1963-03-18 第43回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
在外公館というのは、私は外務省育ちでございませんで、外から行って私自身が見ると同時に、また在外公館に対する世間の評価というようなものも伺っております。
在外公館というのは、私は外務省育ちでございませんで、外から行って私自身が見ると同時に、また在外公館に対する世間の評価というようなものも伺っております。
そういうところから、外交官の任命などにつきましても、とかく外務省育ちのはえ抜きの役人が争ってそのポストを占めておる。私たちは今日本の外交のあり方に平和外交の筋を通したい、かように考えており、政府もこれには同感であろうと思う。
多年外務省に勤められて、専門の道に明るい方を私は排撃する意味ではありませんが、少くとも日本の外交のキー・ポイント、言いかえるならば米国とか英国、インド、ソ連とかいうようなところには、かなり政治的な感覚の鋭い、哲学的な、政治的に透徹した、世界の情勢がすわっていてもわかるくらいの大人物を据える覚悟でなければ、外務省育ちの人では私はだめだと思う。