1948-03-23 第2回国会 衆議院 本会議 第29号
私が現在の世界の平和がすこぶる危殆に瀕しでおるという印象を受けたのは、すでに新聞等によつてごらんの通り、三月十七日にアメリカ大統領トルーマンが両院に出席して朗読、したるそのメッセージにおいても、あるいはまた同じ日にブラツセルに開ふれたる英佛その他五箇國の会議において軍事援助を含む條約の調印が行われたという点を見ても、あるいはまた近く濠州の外務大臣が発表したあの世界平和危殆に瀕せという演説に見ても、およそ
私が現在の世界の平和がすこぶる危殆に瀕しでおるという印象を受けたのは、すでに新聞等によつてごらんの通り、三月十七日にアメリカ大統領トルーマンが両院に出席して朗読、したるそのメッセージにおいても、あるいはまた同じ日にブラツセルに開ふれたる英佛その他五箇國の会議において軍事援助を含む條約の調印が行われたという点を見ても、あるいはまた近く濠州の外務大臣が発表したあの世界平和危殆に瀕せという演説に見ても、およそ
從つて私は、この際総理大臣兼外務大臣にお伺いしたいことは、いかなる形態をもつて外資が導入されるかについて、またこの導入される外資に対していかなる準備態勢を國民は整えたらいいのか、この議会を通じて日本全國民に宣明されんことを望んでやまないのであります。(拍手) 次に、現内閣の労働政策についてお伺いをいたします。
私どもはこういうふうに考えて、この前に私は片山内閣は十一月のこの委員会におきまして、民意を離れておるから、みずからよろしく投げ出すか、解散をやるか、何とか一度民意を問われたらどうかということを申し上げましたときに、これも時の芦田外務大臣は、民意を知ることははなはだ困難であるが、最近の参議院の選挙によると、民主党におきましても各地において與堂は非常に大勝しておるから、民意があるという御答弁でありました
ただいま外資導入のきわめて具体的なことは、ここで申し上げることを少しはばかるのでありまして、これはなお外務大臣たる首相ともよく相談した上で、お答えをいたしたいと思うのであります。いろいろ内外の関係等もございまして、具体的なことを申し上げることはちよつとお控えをさしていただきたいと思うわけであります。
過日のチエツコスロヴアキア國に起りました政変は、共産党と提携しておりました社会民主党系の内閣が、共産党のクーデタに脆くも潰えまして、東欧諸國が完全にソ連の勢力下に落ちたることを意味するものであり、相次いで起りました外務大臣の自殺とともに、米國及び西欧諸國に一大衝撃を與えまして、英佛初め西欧の五箇國は、急遽同盟を締結してソ連勢力の西進を防止する態勢を整えました。
從つて私が外務大臣に就任しまして約二箇月、八月のころには、アメリカとソ連との間に、一箇月に十数万の引揚げを実行し得る希望をもつ理由があつたわけであります。
○磯崎委員 なお続いてお尋ねいたしますが、実は昨年片山内閣当時における外務大臣として、いろいろ未帰還軍人、有外同胞その他に対する御高配等を受けたのでありますが、最近ちまたにおきましては、こういうことを申しております。いわゆる現芦田内閣になりまして、実はかつて外相であられました当時に絶大なるお力添えを願つたのであるが、実に厖大なる未帰還の同砲が、未だ残在しておる。
このような借入金は事の性質上事後において政府としては当然追認すべきものであるという見地に立ちまして、これはある非常災害を救済するための政府の行政費的な支出と考える考え方に立ちまして、最近までこれの返済処理に関する交渉を続けておりましたが、ごく最近に至りまして、一月三十一日の参議院本会議における緊急質問に答えて、外務大臣及び大藏政務次官から、この金は支拂うべきものであるという答弁がなされております。
是非ともこの國會中に我々解決をつけたい、こういう念願を持つておりますので、私たちの申しますことが非常な無理なことを申しておるということを十分分つておりますけれども、大臣におかれましても、もう外務大臣は本會議でも申された通り引揚げて來るまででありますから、歸つて來てからは厚生大臣にどうしてもお願いするより外に方法はないのでありましてこの點をよく酌んで頂きまして、或いは不躾けなことを申上げることもあるかも
かような経緯の上から見て、一國の総理として、あなたが当然北区西ヶ原の在日インド代表部の宿舎等に、総理が御多忙であるならば、適当に外務大臣あるいは文部大臣等を御派遣になつて、日印間における平和の促進、國交の上における一片の弔詞を、國民を代表さるる意味においてお述ベになることが、きわめて妥当なことであると考えておりましたが、各新聞をつぶさに拜見しても、何らの措置もおとりになつていないのであります。
これにつきましては、外務大臣からすでにお答えがありましたところでありますが、我々といたしましては、これは当然に政府として支拂うべきものであるというように考えまして、このことを関係方面と折衝いたしております。 第五点といたしまして、一般の引揚者の免税点の引上げの問題がございました。
次は外務大臣にお尋ねいたしますが、ソ連地区に残つておりますところの同胞の送還につきましては、総理大臣、外務大臣の御説明にも少しありましたが、勿論、連合軍司令部の絶大なる厚意に私たちは大きな期待を持つておるのでありますけれども、送還中止になりました四ケ月間の二十万の送還は、解氷と同時に一月五万をプラスして頂いて、そうして送還して頂くよう、又是非共本年中には全部の引揚が完了して、四年目の冬を迎えることがないように
只今外務大臣に対する質問の第一点は、ソ連に抑留されておる同胞の引揚促進について政府はどういう処置を採つておるかという点であります。この問題につきましては、第一國会当時にも一二回この席から政府の採り來つた措置を簡単に説明いたしたのでありますが、その後冬期結氷のために三月末日まで一時ソ連地区よりの送還を停止するという決定が、ソ連邦政府において行われたのであります。
小野 哲君 鈴木 憲一君 伊達源一郎君 千田 正君 岩崎正三郎君 國務大臣 外 務 大 臣 芦田 均君 政府委員 法制局長官 佐藤 達夫君 内閣官房次長 曾禰 益君 外務事務官 (総務局長) 太田 一郎君 外務事務官 (外務大臣官房
それは新らしく設置されまする連絡調整事務局及び賠償廳の新職員は、最近問題になつておりまする行政整理とも十分睨み合されまして、昨日外務大臣から御説明のありました通り、人員の配置轉換によつて、少くとも結果において増員にならないこと、及び経費の点におきましても、でき得る限り冗費を省くという建前を堅持して行かれることを希望いたしまして、原案に賛成いたします。
○山下義信君 大臣の御答弁のように、これは條文を都合によりましたら修正しなくちや御趣旨に合わんと思いますが、まあ後の審議に讓ることにしまして、第一点の外務大臣が地方事務局長を指揮しますということが、特殊財産及び賠償に関する事務だけに限つて、連合国官憲との連絡に関する事務の方はなぜ外務大臣の指揮の中から除かれましたのございましうか。
外務大臣の御説明を願います。外務大臣からの御要求で提案の説明の前に一應速記を止めていろいろ御説明を伺いたいと思います。速記を止めて頂きます。 〔速記中止〕
そうしますと、この連絡調整事務局、この條文の上で申しますと、中央事務局の方は一切外務大臣とは関係ないのでございますか。つまり総理大臣の直轄になりまして、外務大臣とはこの法案の上では関係がない。ただ地方事務局の賠償、特殊物件の事務は指揮するが、中央事務局の方は外務大臣は何も関係がございませんか。総理大臣直轄ということでございますね。
本案は、二十六日付託、昨日委員会を開き、外務大臣の説明を求めて審議に入りました。本案は申すまでもなく、ポツダム宣言受諾に伴う残されたる大きな義務たる賠償を最も迅速的確に行い、もつて國際信義に答えるために、いよいよ実施期に入らんとするこの際、從來の機構に整備改革を行い、一元的に強力的確なる実施を行うために、終戰連絡中央事務局廃止に伴い、内閣に臨時に賠償廳を設置せんとする案であります。
本案は、一月二十六日本委員会に付託せられまして、翌二十七日委員会を開き、外務大臣及び関係政府委員の出席を求め、提案理由の説明を聽取いたしたのであります。
○冨田委員 この賠償廳の長官に他の國務大臣が当ることになりますと、この仕事の第一に掲げてありまする賠償実施の基本的な企画立案に関する事項は、いわゆる賠償廳の長官である國務大臣の責任になるわけでありますが、そうすると外務大臣はそのことに対しては責任を負わないでもよろしいことになるのでありますか。
○竹山委員長 質疑に入るにあたりまして、外務大臣から、賠償全体に対して日本が誠意をもつてやらなければならぬのでありますが、今後の見透しについて政府の御所見を伺つておきたいと思います。
たまたま終戰連絡事務局の問題については、かつて外務委員会でこの問題が取上げられ、よそへ移管することの反対の御意見が大分強くて、いろいろ外務大臣と質疑應答が重ねられたそうであります。
なおまたその期間に関連して外務大臣にお聽きしておきたいのでありますが、最近私が旅行中に関西の方で新聞を読んだのでありますが、外務大臣が年内に講和会議の見透しは困難となつたということを書かれた。私は昨日はその新聞をもつてきておりました。今日はもつておりませんが、そういうことを言つておられます。
○仲内委員 それから第二條の第三項ですが、「外務大臣又は賠償廳長官は前項に規定する事務につき連絡調整地方事務局の長を指揮監督する。」とありますが、外務大臣の指揮監督を受けるのは第二條の第三項の場合だけに限るのですか。
○佐々木(盛)委員 先ほども外務大臣のお話で、講和会議の見透しというものがもとより困難であるというお話もあつたのでありますが、やはり私たちも同じように最近の米、ソ、中國等の國際関係から考えましても、なかなかこの見透しは困難ではなかろうかと考えております。
これには外務大臣……あ、いないか。……(笑声)芦田君にも責任のあることである。本議場で衆議院議長松岡君は、國際信義を回復することが大切であると言つておる。これは尤もな話である。國際信義とは何か。これを如何にして獲得するか。この二つが現内閣にどれほどに理解されておるか。我が國の占領管理はアメリカばかりではない。ソ連然り。英國然り。中國然り。これらによつてなされておるのである。
第二の外交問題については、主として外務大臣にお尋ねでありまするが、一言触れて置きますると、今日はまだ細川君の言われましたような具体的な講和條約に関する事項について話をいたす段階に至つていないと思います。ただ我が國といたしましては、どうしても連合軍各國の信用を十分に得まして、日本はすでに民主國となつたのである。將來帝國主義侵略の企図は持つていない。
これは総理及び先程も外務大臣からも言及されたと思うのでありますが、現下のインフレーシヨンを短い期間において克服するということはなかなか容易でないのであります。敗戰下、この終戰以來の進行したインフレーシヨンを克服するということについては、撓まざる相当の期間をかけての克服ということが必要であるのでありまして、それには一連の綜合的な政策が必要であることはいうまでもないのであります。
従いまして事務の内容はどちらかといえばおつしやる通り外務大臣等に直接関係があるかとも思うのでございますが、従前の例によりますると、かような官廳官制に関する事項は大体決算委員会の方で審議願うということになつておるのでございますが、その点睨み合せて御考慮願いたいと思います。
いろいろその問題についてお尋ねがありまするならば、外務大臣からお答えいたすのが適当かと存じておりますので、次の機会にいたしたいと思います。(拍手) —————————————
午後五時四十四分散会 ————◇————— 出席國務大臣 内閣総理大臣 片山 哲君 外務大臣 芦田 均君 厚生大臣 一松 定吉君 農林大臣 波多野 鼎君 商工大臣 水谷長三郎君 労働大臣 米窪 滿亮君 國務大臣 木村小左衞門君 國務大臣 齋藤 隆夫君 國務大臣 竹田 儀一君