2018-06-06 第196回国会 衆議院 文部科学委員会 第17号
具体的な取組といたしましては、学校における事故防止の取組充実に資するために、平成二十五年度から、運動部活動の顧問や体育の教師などを対象といたしまして、例えば、柔道の大外刈りによる事故の防止ですとか、ラグビーのタックルによる事故防止ですとか、あるいはサッカーゴールの転倒予防ですとか、競技ごとの観点も踏まえた事故防止のセミナーを委託事業として開催しているところでございます。
具体的な取組といたしましては、学校における事故防止の取組充実に資するために、平成二十五年度から、運動部活動の顧問や体育の教師などを対象といたしまして、例えば、柔道の大外刈りによる事故の防止ですとか、ラグビーのタックルによる事故防止ですとか、あるいはサッカーゴールの転倒予防ですとか、競技ごとの観点も踏まえた事故防止のセミナーを委託事業として開催しているところでございます。
○松野国務大臣 学校の柔道指導においては安全確保が最も重要と考えており、文部科学省作成の指導資料において、生徒の技能や体格の差に十分な注意をすること、特に初心者に対して、練習の上で十分な配慮をし、例えば初心者には大外刈りをかけないなど、安全対策上のポイントを周知してきたところです。
柔道といささか関係をしておるんですが、大変柔道をめぐっては、最近ちょっと残念な事件といいますか、起こりまして、福岡市立の中学校で柔道部の練習中に一年生の女子生徒が二年生の女子生徒に大外刈りを掛けられて頭部を打って、結局亡くなったということになりました。これで、一九八三年以降の統計で言うと、学校柔道で百十九人目の犠牲者ということになるんです。
この発表によると、女子生徒は二十二日午後六時四十五分ごろ、二年の女子生徒に大外刈りをかけられて転倒。後頭部や首を打ち意識不明で緊急搬送され、二十七日午前中に死亡した。練習には顧問の女性教諭と男性二人のボランティア指導者が立ち会い、事前に確認してわざをかける約束稽古をしていた。亡くなった生徒は四月に入部するまで柔道経験はなく、大外刈りを受ける練習を大型連休明けから始めたという。
柔道の授業における安全マニュアルが出されていると思いますが、その中で、「柔道の授業における安全管理のための六つのポイント」というのがありまして、そこに大外刈りのことが具体的に書かれているんですよ。 「「大外刈り」など後方に受け身をとる技については、運動部の活動などで頭部外傷の事故が報告されており、扱うとしても、受け身等を十分に習得した上で、学んでいくことが必要になります。」
手引も、指導者手引がようやくできたんですけれども、では、それが統一してまとめられているかというと、例えば、大外刈りは事故が一番多いわざですけれども、ある指導者では大外刈りをやったりとか、意外と指導者の裁量で決められています。まだ徹底しているというところには至っていないのが現状でございます。
名古屋市は、この提言を踏まえて、頭部へのダメージが死亡事故につながるとし、頭を打つ危険性のある大外刈りを授業で扱うことを禁止することや柔道用投げ込みマットの使用など、安全策を盛り込んだガイドラインを作成して、学校に示していきたいとしておりました。 それで、マスコミの報道によって、この間、頭部や頸部への外傷が死亡事故や重篤な障害につながることが明らかになってまいりました。
今日は、もう谷議員が開始早々、大外刈りで試合時間を短縮していただきまして、少し予定より早いですが、これで終わらさせていただきます。 どうもありがとうございました。
その中で、やはり基礎的な、受け身などそういったものに終始するということで、もちろん柔道の例えば体落としや大外刈りの型の稽古が行われるとも伺っておりますが、よもやとは思いますが、乱取り形式のような、試合形式の授業は絶対にないと思っております。特に大外刈りは、遠心力の関係から非常に脳や静脈にダメージを与えることによって、もう一生もとに戻らない障害を得ることが多々あります。
あと、先ほども学習指導要領に投げわざで体落としだとか大外刈りとか入っているということを申し上げましたが、文科省の担当者と話をしますと、個々の発達段階に応じて指導をするんだということなんですね。そこまで技術が達していなければそのわざも教える必要はないということなんですが、どうもそこがいまいち徹底できていない部分もあるのかなというふうにも思うんですね。
そうすると、大外刈りというふうに文字では書いてあるんですが、大外刈りとはどういうものかがわかっていないのに、文字で書いて大外刈りはこうしなさいといったってだめだ。
独立行政法人日本スポーツ振興センター発行の「学校の管理下の死亡・障害事例と事故防止の留意点」二〇一〇年度版には、部活動で乱取りの練習中、ある生徒が顧問に大外刈りをかけ、返しわざをかけられた後、意識不明となり容体が急変、病院に運ばれ、手術を受け治療を受けたが後日死亡というような事例がたくさん紹介されております。