1989-10-31 第116回国会 衆議院 決算委員会 第1号
しかも日本は、世界の経済大国としてその実力にふさわしい外交陣容というか外交体制を確立して、全人類から尊敬と親しみを持って日本を理解し、また受け入れられるようにすべきであると考えるわけですが、この点について大臣はどのようにお考えですか、お聞かせ願いたいと思います。
しかも日本は、世界の経済大国としてその実力にふさわしい外交陣容というか外交体制を確立して、全人類から尊敬と親しみを持って日本を理解し、また受け入れられるようにすべきであると考えるわけですが、この点について大臣はどのようにお考えですか、お聞かせ願いたいと思います。
○渡部(行)委員 それでは、日本の外交陣容というか体制というか、それはこれから五年あるいは十年というふうに考えた場合、一体イギリス並みにするには何年くらいでなるのですか。
今確かに海外協力等については非常にすばらしい発展を見せておりますが、しかし、日本の外交陣容という立場からこれを眺めると全くお恥ずかしい次第なのでございます。
これでは話にならないので、特に宇野大臣は実力者なんだから、少しそういう点で大見え張って、外交陣容の充実にひとつ働いていただきたいと思います。 そこで、私はいつも外国に行くと思うのですが、大使や公使あるいは領事と言われる偉い人が、我々が行くと、荷物を背負ってくれたりいろいろして、本当にかわいそうになるのです。まるで代議士の赤帽みたいな仕事をやる。
そこで、いろいろな資料を見てもわかるとおり、日本の外交陣容というのは大体イタリー並みなんですね。これで世界一の金持ち国だなんて言ったら笑われるのじゃないか、私はそう思うのです。だから、それにふさわしい外交陣容というものを大臣は考える必要がある。
ただ、私どもとしましては、こういう計画を打ち出したことによりまして外交陣容の強化の必要ということにつきまして、先ほど来の先生の御質問の中にもにじみ出しておりますように、御認識というものは大変深まったように思っております。それなりの意義はあったというふうに考えております。
それだけに、外交のウエートというのも非常に高くなっておるわけでございますが、それと比較をいたしますと、確かにいまの日本の外交陣容というのは貧弱であると言わざるを得ません。
人だけふやせばそれでいいというものじゃございませんけれども、しかしやはり、これだけのグローバルな体制のもとでは、そういう先進国並みのスタッフ、外交陣容というものを整えることが必要だと思います。
その中東地域において、わずか数人の大使館員が外交業務や在留邦人の保護、各種エネルギー情報の収集、果ては領事業務に当たっている現象は、経済大国日本の外交陣容としては余りにも貧弱であると断ぜざるを得ないわけでございます。これでは、今井大使が憂慮されておるとおり、石油外交の効果的遂行はおろか、刻々と変化をする石油関連情報の収集に一歩も二歩もおくれをとることになるのではないでしょうか。
これらにつきましては、まあ来年度予算の編成を控えておりますが、今後外交陣容の強化また情報収集についての強化、これらにつきまして、来年度予算におきまして適切な措置をとりたい、かように考えておるところでございます。
そういう意味において、こんなひどい貧弱な外交陣容ではとてもそういったような方向ができないのじゃなかろうかと思うんですよ。
勇気を持って外交陣容の刷新を図っていただきたい。ノンキャリアの中で本当に尽くした人々をどんどん用いるべきである。公務員試験あるいは外交官試験で点数だけかせいだ者がすすっとエスカレートされるという時代ではないです、日本はいまや。全世界に日本の真剣な人道的愛情も裏づけする外交官が要るときです。
これに対応いたしまして、質量両面にわたって外交陣容の建て直しをやらなければならぬということも、全く渋谷委員の仰せのとおりでございます。 そこで、問題は量的な側面でございますが、量ばかり急にふやしてみてもすぐ働ける状態になるかというと、なかなかそれはむずかしいことは御高承のとおりでございます。
○浅尾説明員 私直接の担当官ではございませんけれども、外務省全体といたしまして、先ほど御指摘がございましたように、外交陣容が不備ではないかという点、これは年々在外公館を含めまして陣容の整備につとめてきておりますけれども、まだ十分な整備が整ってないのが現状でございます。
したがいまして、わが国の外交陣容の中で最もすぐれた人物を駐米大使として派遣いたしてあるつもりでございます。牛場大使は、その意味におきまして、私の見るところ、わが国の外交陣容の中で最もすぐれた一人であると判断いたしております。
その事実を見たときに、どうも日本の外交陣容というものはまことに貧弱だという印象を持ったのですけれども、ただいまの田原委員の質問に関連して、御参考までに申し上げておきます。
したがって、御指摘のようにやっておりますと、それでもう時間がとられてしまうというような弊風がないと断言し切れないものを感ずるわけでございまして、これは一つには在外外交陣容というものの整備というものを漸次進めて参らなければならぬと同時に、やはり心がまえの問題でございまして、現在移住地を全然閑却して見ないかというと、そうではないと思いますけれども、なお一段と熱意を持ってこれに当たるような気風、積極性をエンカレッジ
私は、御指摘のとおり外交官、今ちょうど日本の外交陣容というのは、形を一応整え得たというようなところで、まだ今後充実していかなければならぬ仕事がたくさんございます。仰せのように、子供の教育であるとか、生活環境の整備というようなことにエネルギーが費消されているような状況で、非常に遺憾でございまして、そういった点に一段の施策が望ましいと考えております。たとえば、アジア公館長会議を東京でやる。
それさえもなし得ないような日本の外交陣容というのでは、これはさみしい限りです。たよりにならない。大平外相ともあろうものがもう少し何か一つ日韓交渉で一歩一歩前進するとりでを確保されたらどうですか。このことは一番早い問題の一つだと思うのです。これ以上あなたに答弁を要求しません。そういう線で外交を進めてもらいたい。 最後に、あなたのお時間が迫っておりますから、もう一つお聞きしておきたい。
○国務大臣(小坂善太郎君) できるだけ人員を増加していただいて、外交陣容を強化したいということで、予算時期には非常に大蔵省と徹夜の折衝を重ねるのでありまするが、いかんせん、どうもなかなか急激にふやしてもらうことは困難でございまして現状のごとくなっておるわけであります。
今後における国連外交の推進は、一そう慎重かつ積極的であらねばならぬと考え、私は、わが国の国連における外交陣容を強化してゆく方針であります。 なお、東西間の問題とともに、いわゆる南北間の問題、すなわち、経済的先進国から開発途上の諸国への経済協力の心要性と重要性が広く認識されるに至っております。わが国は、アジア地域における工業国として、これら双方の立場を十分に理解できる地位にあります。
今後における国連外交の推進は、一そう慎重かつ積極的であらねばならぬと考え、私は、わが国の国連における外交陣容を強化していく方針であります。(拍手) なお、東西間の問題とともに、いわゆる南北間の問題、すなわち、経済的先進国から開発途上の諸国への経済協力の必要性と重要性が広く認識されるに至っております。わが国は、アジア地域における工業国として、これら双方の立場を十分に理解できる地位にあります。
なお待遇、給与等の関係を考慮し、長くおりましても、国内の事情等にも十分精通するように、規則としては二年に一ぺん休暇をとって本国に帰るような制度があるのでありますが、今日まで予算等の制約のために、実行されてない点が多々あるわけで、そういう問題については、今後各部方面の御意向も参酌し、また財政その他の事情等も勘案しまして、できるだけ今のお話のような線に持っていきますことが、外交陣容の強化になると思うのであります