1972-03-01 第68回国会 参議院 本会議 第6号 実はベトナム問題も台湾問題も、その外交要因とのつながりにおいて、従来考えられていた以上に複雑で多様な、あるいは思いがけない解決の方法と時間性を持ってくるはずであります。この対応こそ、スタンリー・ホフマンが数年前、近い将来の国際問題解決の不可欠な要因としてあげた多中心主義あるいは多極主義の論理にまさしく適応するものです。 石原慎太郎