2004-05-25 第159回国会 衆議院 本会議 第35号
今回、通常の外交慣習を曲げて、一国を代表する総理みずからが北朝鮮を再度訪問されたわけです。本来ならば、北朝鮮側がすべての拉致被害者とともに来日するのが筋であるにもかかわらずであります。また、わずか九十分で会談が終了した事実も、失望に追い打ちをかけています。小泉総理は、しっかり対決してほしかったという横田早紀江さんの言葉をどう受けとめておられるのですか。
今回、通常の外交慣習を曲げて、一国を代表する総理みずからが北朝鮮を再度訪問されたわけです。本来ならば、北朝鮮側がすべての拉致被害者とともに来日するのが筋であるにもかかわらずであります。また、わずか九十分で会談が終了した事実も、失望に追い打ちをかけています。小泉総理は、しっかり対決してほしかったという横田早紀江さんの言葉をどう受けとめておられるのですか。
これが公約になってしまうというのは、どうも外交慣習上私はおかしいなと思っていたんですよ。思っていたんだが、ずっと公約だ、公約だという話が出てきて、日本も公約だと言っているじゃないですか。こういうことになってきた経過の中で、全世界注視の中で、その公約だという話がここで否定されたということになると、これは言葉のあやだ、理解だということじゃなくて、重大なディプロマティックビヘービアの問題になりますよ。
外交慣習からいたしまして、今度は日本にグロムイコさんにおいでを願ってやるべきそういう順番に当たっておるようでございます。そのことも積極的に事務レベル協議の際にも申し上げておる。 こういうことで、でき得るならば、そういうレベルの協議、また、基本的にはただいまは、わが国の首脳とソ連の首脳、いわば一九七三年の田中・ブレジネフ会談のようなものを持ったらばという御意見でもございました。
「伝統的な外交慣習を無視したものであり、主権国家韓国に、法廷での判決文を外国に手渡すという例外措置を求めたもので、断固応ずることはできない」。断固応ずることはできないというのは日本政府に対する挑戦であり、これはこの人について言えばこの咸という無任所大使の言葉から言えば完全な拒否で、もう受け入れる余地は全くないということなんですね。それでもまだ交渉しますということなんです。
こういうことは「外交慣習を無視したものであり、主権国家韓国に、法廷での判決文を外国に手渡すという例外措置を求めたもので、断固応ずることはできない」 こういうように述べているのですが、この断固応ずることはできない、主権国家韓国に対して云々というこの点は外務省は当然認められないことと思いますが、これは認められませんね。
それから、そういうことが国際慣行上正規な外交ルート、韓国の外交部と日本の外務省、こういうところを通じてそういう話が出るならば、たとえ理不尽なものであってもそのことはそれぞれの国益というものがあることから私もあって不思議ではないという感じがするわけですが、そういう正規のルートを通さないで、直接漁業県である長崎県にそういう要請をすることは、これは明らかに外交慣習を越えた恫喝ではありませんか。
この論議はきのう始めてこちらへ持ち越しておりますから、前段の部分は省いて一体国際法規上、あるいは両国間の外交慣習上、たとえば出てくるのはせいぜい日米安保条約とか共同声明、沖縄返還協定しかないのであります。どこに基づいてこういうものが行なわれたのか、それが政府を拘束しないと言うならば、こういうものを持たずにやったらいいのではないか。
○山本伊三郎君 そういう外交慣習というか、やはり大使のあとに公使という、やはりそういう国際場裏の階級があるのですね。それで実際問題、公使として大使に昇格した場合も若干違うのですか。月給が変わってくるのですか。
○小坂国務大臣 御承知のように、エドメモアールでございますので、先方の許可を得ないと発表できない外交慣習になっておるわけであります。しかし、その要旨については今申し上げたようなことでございます。
○小坂国務大臣 一般的に従来の外交慣習から見て適当と思われる程度のものを提出さしていただきたいと思います。
○古内政府委員 外交慣習上はどっちから言ってもいいわけでございまして、わが国としても必ずしも先方の言い分だけを待たないで働きかけるつもりであります。
すべてに戦前の外交慣習で律しては割り切ることのできない新しい一つの状態が、日本、中国、アジア、アラブというか、そういう方面には起っておるのである。外交の上においてこの新しい息吹きを理解して進めていかなければ、これは妥結ができないのである。こういう点においては、外務省当局の諸君の頭も大体において古過ぎるのである。
○須藤五郎君 この国交調整は、外交慣習の上に立って、そうして領海の問題なりいろいろな問題でも話していこうというのがソ連の態度である。ところがそれを拒否しているのが日本のあなたたちの態度である。そういう関係の中でこういう問題が起ってきた場合、そこに起る事態にわれわれは憂慮をしておるわけです。そういうことが起った場合に、日本の政府がどういう責任をとるかということを私は尋ねておるのです。