1950-02-06 第7回国会 衆議院 予算委員会 第9号
○吉田國務大臣 お答えいたしますが、先ほども申した通り、今日日本としてはまだ独立を回復せず、かたがた独立して外交交渉に当る地位におりませんから、従つて、今お話のようなポツダム宣言に違反した事項があるその場合に、政府としては権利として交渉することはできません。しかしながら希望を述べるということは、これはでき得ることと思います。
○吉田國務大臣 お答えいたしますが、先ほども申した通り、今日日本としてはまだ独立を回復せず、かたがた独立して外交交渉に当る地位におりませんから、従つて、今お話のようなポツダム宣言に違反した事項があるその場合に、政府としては権利として交渉することはできません。しかしながら希望を述べるということは、これはでき得ることと思います。
それは警察国家を意味するのであるのか、駐屯軍の武力に依存するのであるのか、国際管理による武力援助に依存するのか、ただ單に外交交渉によるものであるのか、一定の内容を国民に示すことが必要であると思うが、この点について総理の明確なる御答弁を承わりたい。 次に大蔵大臣にお伺いしたいのでありますが、ちよつとお断わりして置きますけれども、本日大蔵大臣が出席がないのは甚だ遺憾であります。
○島津政府委員 その場合は当然外交交渉になるわけであります。
対日理事会、総司令部等を経ずして、政府が直接の外交交渉をする何らの権限がございませんので、この点は明らかにしておく次第でございます。
又外國との協定を結ぶことは從來外務省の主管する事項でありまするが、本法案によりますと、將來我が國が外交権を恢復した場合に、外交交渉に関する事件が二元的になるようにも見えるのであります。併し政府の御答弁によりますと、占領治下のことであつて、現在の事情におきましては、別にさような心配はないというような御答弁であつたのであります。
いろいろな手段は盡すのでありますが、ただいまの御説のような一種の外交交渉のような形でこれを行うということは、現在の事態ではできないことと思うのであります。またこの責任がどこにあるかということにつきましては、やはりいろいろ異なつた意見もあることと思いまして、事務当局といたしましては発言を差控えたいと存じます。
ただいわゆる世界で通用する外交交渉というものを行う地位にはない、こういうことを申し上げたのであります。
從いまして組合規約によりましても、さような場合の締結権をだれにどうするか、あるいはこれは、團体交渉をやる場合には、いわゆる全権大使としての外交交渉であるが、いよいよ條約を締結するときにへ、帰つて参りまして、國会の承認を求める、これと同じような規約の取扱いになつておるものが多い関係かと思いますので、締結をするための場合には、別にその権限を持つた代表者が出るものと考えております。
平和交渉をしておるというような事態によつて、まだ中共政府ができ上つたとも考えられない状態でありますから、從つて政府としてこのステータスに対して、どうこうという確定した考え方は今のところ持つておりませんが、中國において統一された政府なり何なりができて、これと通商関係にすみやかに入ることができればけつこうなことでありますが、しかしこれもいわゆる暫定措置か、あるいは実際においての通商であつて、日本としては外交交渉
なんら外交交渉に類する話会いをしたわけではないのでありまして、無論面会を求められた場合には諸外国人に私は喜んで会つております。殆ど毎日各方面の人々に会つております。併しそれは私が総理大臣、若しくは外務大臣として公の交渉をするという意味のことばでは一つもない。若し私の意見を聞きたいという人が訪ねて來れば自分の意見も述べております。
○佐々木(盛)委員 先ほどの外務大臣のお話にもありましたように、講和会議が終つて國際関係が回復するまでの間は、実際の外交交渉はないというふうなお話であります。なるほどそうなんでありますが、しかし今、渉外事務をとつておるところの渉外、言葉をかえて言えば外交というようなことは、これこそは実質的な講和会議に連なる実際上の外交ではないかと思います。
從つて渉外事項が生起し、國際法の解釋等について爭がありました場合には、一國は外交交渉によつてこれを解決するほかないのでありまして、この事務を司るのは我が國においては外務大臣でありますから、法務總裁の干與する限りではないのであります。
これは何とかして打開して希望を與えてやることが、私は國民として重大な義務であろうと思うのですが、その對策として何といつても國民政府と中共の首腦部に對して、こちらの方から外交交渉でもつてかけ合つてもらうより以外に方法はないと思います。
かくのごとく、前大戰後のドイツの場合を想起いたしまして、さらに今また今次大戰後のイタリアの場合をまのあたりながめまして、今またわれわれは、ポツダム宣言に對する無條件降伏を誓いましたわれわれの身邊に、刻々として迫つてまいる對日講和條件を考えましたときに、講和會議に臨む日本側代表が連合國側と對等の立場に立つて樽俎折衝するというような外交交渉が許されないことはもとよりでありまするし、從つてまたその裁きのむちというものが
御承知のごとくこれに對しては船舶復興公團を作りまして、委靡沈滯しておる海運界の船舶建造に救いの手を述べますと共に、更に今後の外交交渉との關係に俟ちまして、我が日本の國に與えられたところのその範圍内におきまして根本的にこの船の改造をいたし、又建造を續行いたします船は、これを年次計畫の下に改造をいたし、すべての装備を整えていくということが第一であります。
そうして外交交渉を有利にして、日本はこのくらいにして敬うということが一番必要であると思うのであります。勿論九十一條も帝國に派遣せられたる外國の使節に対し、暴行、脅迫を加えた場合には死刑に処すという條項を入れて、大いに外國を尊敬するということを入れたいと思いますが、政府の所信を伺いたいと思います。