1952-02-29 第13回国会 衆議院 本会議 第17号
これによつて見ると、政府が事前に本協定の内容を国会に示さなかつたゆえんのものは、外交交渉は微妙であるとの口実のもとに、実は事前に本協定の内容が国民に知れれば、国民の一大反撃を買い、衆議院における予算審議に重大な支障を来すことをおそれて、ひた隠しに隠して来たのだと断ぜざるのを得ないのであります。(拍手)以下、二、三重要なる内容について質疑を展開いたしたいと存じます。
これによつて見ると、政府が事前に本協定の内容を国会に示さなかつたゆえんのものは、外交交渉は微妙であるとの口実のもとに、実は事前に本協定の内容が国民に知れれば、国民の一大反撃を買い、衆議院における予算審議に重大な支障を来すことをおそれて、ひた隠しに隠して来たのだと断ぜざるのを得ないのであります。(拍手)以下、二、三重要なる内容について質疑を展開いたしたいと存じます。
(拍手)ま九行政協定に関して、その内容の明示が予算審議の過程において適正に行われなかつたという野党側の言い分は、外交交渉の慣例的技術を知らざる者の言であつて、政府としては、時々刻々、委員の質問に答えて、そのときまでにまとまつた内容と方向を明らかにして来ましたことは、予算委員会に出席をした大方の予算委員の認めるところであります。
外交交渉にあたりまして、あるいは暗号電報を使用したり、あるいは外交官もしくは大使館の不可侵の特権か認められておりますのも、この外交の機密が国際的に尊重せられておるからであります。 次に、野党側が問題といたしておりまする刑事裁判管轄権につきましては、世界の対等国間の場合におきましても、国際法の原則によつて、一国の元首、外交官、軍隊、軍艦は、外国におきまして外用の法権に服しないのであります。
外交交渉上有害であるとか、有益であるとかいうふうなことによつて過去の日本の外交は秘密外交に陥り、そうして日本国民を謝罪することのできない悲惨な状況に導いたことは今更申上げるまでもないのであります。今日の段階においては決していわゆる小手先外交というような、敗戦までの日本の外交がとつておつたようなそういう単にいわゆる小手先で以てやれる外交の時代でないことは私から申上げるまでもないのであります。
但し行政協定は、野党の諸君のおつしやいますように、外交交渉に関する技術の問題もあり、また審議の問題等もありますので、野党の諸君と同じような発言をいたすつもりはありません。
申すまでもなく世界の輿論を喚起いたしますればいろいろそれが響きますことはそれは当然と思いますが、大した期待はできないような気持がするので、さりとて今仰せのような未條約の相手方に対しまして、日本政府として面接に交渉のできませんことは当然でございまするが、併し日本政府として表面的な外交交渉ができませんので、できるだけのチヤンスをとらえ、その努力をなし得るということは非公式にでも機会があるのじやないかと思
○世耕委員 この点は今後非常に微妙なものが外交交渉の上にあるだろうと思いますから、ぜひ十分御研究願いたい。 もう一点お伺いして見たいと思いますことは、行政協定の内容の中に未発表のものと発表のものとがあるかということ。
いずれは新聞に出ているような問題として向うとの外交交渉が始る場合に問題になる事項だとは思つております。
農地の接収の問題に関しましては、先ほど来外務政務次官からいろいろお答えいたしておりますように、できるだけ農地あるいは開拓地を接収しないように外交交渉をし、あるいは予備隊につきましては、予備隊の担当の官庁の方に申出ております。もしどうしても接収しなければならないという場合には、これに対する補償を十分にするようにということで、交渉を続けております。
ほんとうを言うと今後外交交渉が積極的になるというと、総理大臣も、大臣も、あなた方も行かなくちやならないと思う。それをひとつ聞いておきたい。 それからもう一つは、この機会に大勢行くようにあつせんなすつたらどうか。各党の代表者が行つて、そしてロシヤを見て来る、親善をして来る。
○岩木哲夫君 それでありますれば、先ほど御指摘のように、外交交渉でありますから一般公開の席上ではそういう話合いもできないということはよくわかりまするので、よつて参議院が秘密会によつてこうした意見を国民の代表として開陳をし、或いは希望をするのに関連をして、多少の質問もあるかも知れませんが、とにかく意見なりそれぞれの考え方を開陳するという場合には、十分それに応答して、これらの意見を聞く御用意があることと
なおこの上ともの御努力を拂われたいと思う次第でありますが、最後に一点、これはあるいは私の答弁の限りではないとおつしやるかもわからないが、大統領その他にも御関係の深かつた黒田さんのことだからお尋ねするのですが、日本の今後の外交交渉によつて、さらに戰犯その他の方々が減刑されて、生還するというような何かそういう見込みはいかがでございますか、そういうことがぜひ必要であろうと同時に、何かそれについてお知恵を拝借
今度のフィリピンその他での外交交渉にあたりまして、その交渉委員の中に宗教家は交えたか、交えなかつたかということを、ちよつと承つておきたいと思います。
なお吉田書簡に関連しまして、中国の賠償の問題についてのお尋ねでありますが、これは多年外交交渉に経験のおありの曾祢君などはとくに御承知のことと思いまするが、只今これから話合いをする際でありまするから、我々のほうに仮にいろいろの案がありとしても、これを事前にこういう所で公表することは差控えたほうが適当であろうと考えておりますから、総理のお答えのように暫らく御猶予を願いたいと思います。
今国会になつてからの吉田首相の発言によれば、あの政権と外交交渉をするのは、中国全体の政権、中国全体の政府としてこれと外交折衝をするのではない。いわば一地方政権としての台湾政権ととりきめをするのであるという趣旨のことを言われております。
従つて、日本にまかされておるということは、日本が独立して、日本の外交交渉権が確立された後において、初めてなされるべきものであるのであります。このことを考えてみると、今や吉田茂個人の外交政策の意思表示として、あなたの親友ダレス氏に書簡を送られたんだ、自分はこう解釈し、しかも、それは国際外交の上において何らの拘束力を持たない。
○椎熊委員 私は、こういう重大な外交交渉の点については、そのために日本が損をするとか、相手に迷惑をかけるとか、円滑に運ぶ上に支障があるとかいう場合は別だけれども、大体公開すべきが当然じやないかという建前で考えております。
だけれどもそのときにはいなかつた、いたのだけれどもそのときは病気で病院におつたので、何も関係いたしていないのだというような証拠を持つている場合、これは政府としてはポツダム宣言によりまして裁判を受諾したのであります、戦犯裁判を受諾したのでありますけれども、公正なる裁判をするということを当然期待しているわけでありますから、その裁判が公正でないからという客観的な証拠を持つていると認めた場合には、これは外交交渉
その最も著しい例は、外国為替基金に対しまして三百億円の出資をするのでありますが、この三百億円の出資がなぜ必要になつたのかということを調べて見ますればすぐわかるので、これは昨年の日英通商協定におきまして、この日英通商協定は日本が独立国として扱われまして、司令部の介入なしに直接日本政府とイギリス政府と交渉した最初の外交交渉であつた。この外交交渉が成功することを国民はひとしく希がつておつたのであります。
而もこの問題は平和條約調印後最初の外交交渉による協力でありますから、又平等の権限においてなされるというその最初の條約である。又公海の操業は自由であるといういたし方から始められている協定でありますから、将來の外交交渉の上にいろいろ影響をもたらす点が多い。こういうふうに考える。無論曾つての吉田さん、ダレス氏の交換をされた書簡に基いて世界の水産資源は保護されなければなりません。
○政府委員(草葉隆圓君) 外交的なと申しますか、外交折衝、外交交渉、日本政府として対外的に活動いたしまする場合の仕事と申しましようか、そういうものは一切外務省でして行くという方針でございます。併しその内容につきましてはお話のように或いはILOの問題、或いはWHOの問題、或いはユネスコの問題、いろいろ諸官省の仕事に待つところがこれは随分多いと思います。これは各省においてお取扱いを願う。