1951-03-29 第10回国会 衆議院 本会議 第27号
(拍手)われわれは、ダレス会談、あるいはまたその会談の中に秘められておる秘密外交の性格を、まさに国民の名をもつて排撃しなければならぬ。人民大衆がこれに徹底的に反撃しているちまたの声を、国会の中に反映させなければならないと信じておるのである。
(拍手)われわれは、ダレス会談、あるいはまたその会談の中に秘められておる秘密外交の性格を、まさに国民の名をもつて排撃しなければならぬ。人民大衆がこれに徹底的に反撃しているちまたの声を、国会の中に反映させなければならないと信じておるのである。
(拍手)ことに、さきのダレス氏来朝にあたり、吉田外務大臣は、外交は秘密であるのが本体であると公言し、国民の総意を無視し、かつてに驚くべき取引を行い、国民を侮辱し、世界をあざむいたのである。(拍手)その事実は、今や世界の目の前に次々と暴露されつつあります。(拍手) ポツダム宣言によれば、日本に責任ある政府が樹立されたならば、全占領軍はただちに日本から撤退すると規定されておる。
提案者は、第一の理由として秘密外交主義をあげておりますが、新憲法によつて、外国との間の條約及び協定は国会の承認を必要とすることになつておりますから、秘密外交主義という原則は、すでに打破られておるのであります。
○福永(健)委員 秘密外交排撃に関する決議案につきましては、伺つてすぐでもありますし、私どもの方でも研究してみたいと思いますので、明日にお延ばしを願いたいと思います。
○椎熊委員 日程第二が終りました後に、秘密外交排撃に関する決議案というのがわが党から出ております。この日程第二の決議案が通過すれば、これはやる必要はないと思つたのですが、もし不幸にして破れるような場合があると、こういう状態の議会が続きます。
然るに吉田内閣は秘密外交を固守しまして、人民を欺き、国際帝国主義者のための單犯講和を推し進めようとしておるのであります。それ故にこそ吉田総理は、予算委員会の審議の席におきましても、口では全面講和が望ましいということをたびたび言つておりますが、実際は却つて言論、出版、集会の自由を剥奪し、全面講和運動を彈圧しておるのであります。本予算案はかかる吉田政策の集中的な現われである。
○政府委員(草葉隆圓君) 私どもは専門的な立場なり、或いは外交的の立場なり、両方面があろうと存じますが一いずれ専門的な立場は、厚生当局からお話し願うことにしまして、これに加盟いたしますると、負担金を負担せんならんというのが先ず第一の問題だと存じます。
然るに吉田内閣は秘密外交を固守しまして、人民を欺き、ソ同盟中華人民共和国を仮想敵国親しまして、国際帝国主義者に媚び、単独講和を推し進めようとしているのであります。それ故にこそ、吉田総理は、国では全面講和が望ましいとしばしばこの委員会においても述べたのでありますが、事実は何らそのために努力するところがなくて、却つて言論、出版、集会の自由を剥奪し、全面講和運動を弾圧しているのであります。
すなわち、国の独立と自主性を持たないとき、そんなものを設置してもむだである、外交権も持たずに十分な活動ができるはずがない、また在外事務所をどこへ設置するかについても、——認可を受けなければならない、日本がぜひここへ設置したいと思うところでも、————結局この法案のねらいは、国民の目をごまかして、單独講和の既成事実を一つ一つ積み上げて行く——の一つの現われであるというのが、わが党の反対の理由のおもなる
○西村(熊)政府委員 大体この機関のために職務を遂行する機関の職員が、加盟国の領域内におきましては、外交使節の享有する特権免除とほとんど同一の特権免除を享有することになつております。
これこそが————ところの吉田内閣の秘密外交と相まつて、本法案が秘密貿易によつて軍用資材の輸入を行い、日本の全経済と産業、労働を一貫する——を強行しようとするところの、——法案であると断せざるを得ないのであります。しかしながら、平和を守り、全面講和のために断固として闘うところの日本の労働者及び人民は、この法案の実効を必ずや無力にするであろうことをわれわれは確信するので参ります。
第三としましては、この三団体のなした行為が不当であるといいますけれども、われわれは目下連合国の間には敗戰国としての立場にあり、正当な外交関係が結んでないのであります。
幸い日本人で、金山という人がヴアチカンにおられまして、この人は日本の外交官をやつておつた人でございます。今度の戦争で引揚間際に奥さんが病気になられまして、引揚が不可能となりまして、ローマ法王庁に身を寄せて、ずつとイタリーに今日までおられるわけでございます。
ヴアチカンに対する各国の大使というものは、ヨーロツパでは、日本では想像できないような宗教的な力が強いものですから、一流の老外交官が来ている。日本からは行つていないわけですね。そこで金山さんが私設大使みたいなものです。非常に立派な人で、人間的に言つても、私はヨーロツパでたくさん会つた邦人の中で一番立派なかただと思います。
勿論吉田総理のお考えは、過去各国会の施政方針演説に現われまするように、自由主義国家群に頼つてその一員に復帰するということを希望しておられるのでありますが、時によりますと、独善的な外交白書を発表せられまして、左にあらずんば右に付くべしと国民に呼びかけておられます。特定の国の歓心を買おうとしておられます。こういうことは私がここに申上げるまでもなく明らかであります。
次にお伺いいたしたいのでございますが、総理大臣は講和問題につきましては、常に国会を通じてその推移等について国民に明らかにするということを、しばしば言明されておるわけでございますが、この講和問題につきまして、国民はシーボルト総司令部外交局長が帰任されまして、そうして離日総理と会見されたことにつきまして非常な関心を持つておるわけでございます。
○並木委員 婦人外交官の卵を養成しましたけれども、結局卵はかえつたのですかどうですか。こういう場合の要員として使うに適しているかどうか、今後の方針ともあわせて質問いたします。
○草葉政府委員 私は現在の情勢におきましては、吉田総理大臣が兼任いたしておりますることが、むしろ日本外交のすべての点において一番妥当であると考えております。
最近また西ドイツにおきましては、連合国の占領政策が大幅にかわりまして、外交権も通商権も西ドイツに委譲するというふうになりまして、今度はロンドン、パリ、ワシントンにおきましては、外交代表も置けるというふうにかわつて来ておるようであります。
しばしばそうしたことがあつてそれは主として外交というか、代理店というか、そういう方面の間違いから起きているのであります。最近もそうした例があるし、殊に保険会社というか、会社自身においても取扱に少し無理なこともあるということも私も経験いたしていますから、そのように折角生命保険に入つても昔からよく言う告知義務の問題でなんとかなんくせを付けて金を払わないようにする。
三殿の儀式がありました際に、外国の方々は、これは宗教行事であつたならば、われわれは宗教上の感じから参列できぬと言いましたときに、これは日本の国家的なりつばな儀礼である、これには宗教の要素がないものであるから、国家の行事として当然出席してもらいたいと言つたということも、外交上のはつきりした記録の上に、われわれは承知しております。
さつきも一つあげましたような、労働問題につきましても、ソーシャル・ダンピングの問題については、おそらく東南アジア、英連邦におきまして、相当の危惧を持つておるのではないかというふうに感ぜられるので、外交当局としまして、今後のイギリスとの関係についての、そういつたいろいろな問題がどの程度まではつきりして来ておるか、食い違いが出て来ておるか、それに対する対策としては、日本のとるべき態度としてどうかというような
提案者ヴアンデンバーグ議員の名前をとつて、普通ヴアンデンバーグ決議と称せられておりまして、最近におけるアメリカの外交の基本政策を示すものだとしてきわめて重要視されているものでございます。
私は祕密外交をもつてモットーとする外務省が、こういう構想をいち早く報道されるということは、むしろ大いにけつこうだと思う。実際こういう線に沿つて、外務当局では日米暫定安全保障協定を研究され、かつ準備されておるかどうか、そしてまた日米暫定共同防衛あるいは安全保障協定というものも、ここに言うところの地域的とりきめに当然入るものと思いますけれども、その点はどうでありますか。
有償と申します意味は、その対価額を日本政府が国務省の在外事務所、在日事務所とかあるいは教育施設とかいうような施設に必要といたしまする円を、それぞれの施設を買取りあるいは設営をいたしまして、これを償還するという契約が外交局長との間に締結されまして、その形で現在債務を償還いたしておるわけでございます。従いましてお尋ねの無償であるかということになりますと、これは無償ではないわけであります。
〔若林委員長代理退席、岡(延)委員長代理着席〕 これを考えてみますと、最近新聞で、外交の問題は秘密がよろしいのだ、こういうことを言う政治家がおりますが、やはり宗教法人法案もそういう運命かなと思つて考えたが、しかし事これは私どもの道徳やあるいは人間の心の機微に触れる、人間の生活の根底になる法案なのでありますから、十分これは一箇年くらいの猶予期間を置きまして、私どもの意のあるところを盡さしめて成立せさていただきたい
もう一つは、これは自分のやつておりますイスラム協会の方の仕事ですが、イスラム協会という宗教及び宗教の周囲にあるもの、字間とか外交とか、そういうようなものを扱つておる一つの団体が、法人法によつて法人になれるのかなれないのか、こういう点が一つの疑問に思われます。大体においてこの二つの点を申し上げて、御参考に供したいと思います。大体それくらいであります。
つまり従来の神社神道というものは国家の儀礼として、あるいは宮中三殿の御儀であるとかいうものには、外交官などにおいてもこれは宗教にあらざるがゆえにあの儀に列し、その他の儀式においても国家の儀礼としてこれに列せられておつたという例は、日本の国民の頭の中に相当深く入つておつた。それが占領されて以来すべて国家から切り離されて、これは宗教団体としなければ存在できないということになつてしまつた。
○政府委員(稻田清助君) 外交官の場合は私は存じませんが、とにかく第三條の改正によつて従来の学校はなくなつて参ります。それに関しまする、御審議頂いております予算において落ちておる。つまり戻しようにも戻すべき場所がない。新しい大学に入るには、大学に入る資格はまあ別でありまするし、又大学の管理機関が選考するということで、これは別の問題だと思つております。
それから又外交官あたり、機構が変わつた場合でも、つまり公使とかいうような資格を持ちながら、無住所的に残つておるような人があるのじやありませんか。
○伊達源一郎君 各国とも外交機関には非常な力を入れておるように思われます。殊にソ連のごときは、外務大臣の下に次官が四人のときもあり、六人のときもある。それが非常な有力な人ばかり集めております。アメリカでも次官のほかにたくさんの有力な次官補を置いて大きな活躍をしておりますが、日本は大体の心構え、機構からして昔ながらのもののように思われます。
○政府委員(島津久大君) 講和條約ができまして、直ちに在外公館を作るときに、主として人的の準備があるかどうかという御質問と拝承いたしましたのですが、終戦後外務省が正常な外交的な活動ができません状態にありまして、将来の外交再開に備えまして十分なる人員を保持して、これを訓練して置くということは非常に困難な仕事でございまして、併しながら先ほど御指摘のような趣旨によりまして、極力将来のためにあらゆる準備を進
○国務大臣(吉田茂君) お話のような意味をしつかり申したわけではない、日本とアメリカとの間の外交関係なり、国際関係を密接にさせるのには、軍に政治上の関係のみならず、経済上においても、又その政治的関係を裏付けされることによつて、初めて政治的国交が真に親善になるのであつて、経済的裏付けのない外交関係なんというものは永続しないのであるから、政治においても、外交においても、日米親善と共に、経済的にも日米の間
一、祕密外交とか、公開外交とかの良否は暫く別とし、外交は輿論をバツクとして行わるべきであると思うが、人民はよく知らされていない。それでただついて来いというやり方は問題だと思う。 一、講和を結んで八千五百万の国民を擁する我が国の自立は果して可能であるか。この計画を確立した上で講和を進めるべきである。