1990-05-22 第118回国会 参議院 予算委員会 第11号
寺田寅彦が、天災は忘れられたころ来るという有名な言葉を吐いたこと、夏目減石の高弟の文人であったこと、そして東京大学の地球物理の教授であったこと、御存じのとおりでありますし、震災予防調査会の重鎮であったことも皆さん方御存じのとおりであります。その彼が昭和九年の十一月に「天災と国防」という論文を書きまして、以下のように言っております。 もう時間がございませんが、彼は非常時という言葉を使っている。
寺田寅彦が、天災は忘れられたころ来るという有名な言葉を吐いたこと、夏目減石の高弟の文人であったこと、そして東京大学の地球物理の教授であったこと、御存じのとおりでありますし、震災予防調査会の重鎮であったことも皆さん方御存じのとおりであります。その彼が昭和九年の十一月に「天災と国防」という論文を書きまして、以下のように言っております。 もう時間がございませんが、彼は非常時という言葉を使っている。
それが日本病で、夏目減石みたいな人でさえノイローゼで全部旧弊である、忘れてしまう。じゃ一体日本人の現在の精神状況にそういう日本人の精神文化の蓄積結果が残っていないか、残っていますよ。 ただ、日本の学者が怠慢だから、それを調べて国民に知らせないだけだと私は思っております。例えば日本語を見てごらんなさい。