1958-02-10 第28回国会 参議院 決算委員会 第3号
○政府委員(石谷憲男君) これはやはり国有林野事業の中の、しかも作業の中の一部でございますから、従いましてこれは夏山生産でどうも当年材の生産を完了いたしまして、しかもそのうち全量をその年度内に売り払うとか、あるいはその生産は完了するけれども、一部は翌年に繰り越してこれを売り払うというような措置というものは、年度の初めに計画的にできておるわけであります。
○政府委員(石谷憲男君) これはやはり国有林野事業の中の、しかも作業の中の一部でございますから、従いましてこれは夏山生産でどうも当年材の生産を完了いたしまして、しかもそのうち全量をその年度内に売り払うとか、あるいはその生産は完了するけれども、一部は翌年に繰り越してこれを売り払うというような措置というものは、年度の初めに計画的にできておるわけであります。
ところが、まあおもに夏山生産あるいは冬山生産といっておりまするが、まあ春の時期あるいは秋の時期に伐採をするということに相なるわけでございまして、そういうことになりますというと、やはり年間の適当なときにできるだけ回数を適当にふやしまして、そうして受け付けができるという道を与えることが、これが森林所有者の側にとってもけっこうですし、森林生産に当る木材業者、製材業者の側にとっても非常にけっこうだ、こういうふうに
この風倒木の整理事業の過程におきまして、極力夏山の生産事業も行い得るように陸上の施設の開設をいたしたい、従いまして、従来ほとんど流送一本に頼っておったのが、相当程度、夏山生産、陸送に転換されたというような実情と相待ちまして、大体予定通りの進捗を見つつあるわけであります。
その生産形態については、需給の調整、金融難緩和の意味で、直営生産方式を拡大することとし、従来の冬山生産を主体としていたことを逐次夏山生産へ移行し、生産の時期的な均衡をはかる計画であることが明らかになりました。
冬季間でありますと、いわゆる農閑期の労務を有効に使えるということに相なりますが、いわゆる夏山生産をいたしますと、その間における労務の給源を、広く道内に多量に求めるということは、ちょうど農繁期と競合いたします関係で、非常に困難になって参ります。
この際夏山を大幅にと申しますとその前提要件といたしまして、第一に林道網の開設ということが先行しなければならない、引き続きまして作業の機械化ということがある程度進行しなければならないということと、たまたま農繁期と競合いたしますような時期になるわけでありますが、いわゆる夏山のための必要な道具を確保しなければならない、こういった要件が先行して初めて夏山生産というものが可能になって参る。
○石谷説明員 いまの夏山生産における労務の確保の問題でありますが、御指摘の通り、ちょうど北海道における農繁期と競合いたします関係上、道内労務の確保という点にいろいろ問題があるわけでございます。従いまして、私どもといたしましては、当初四割くらいの生産をこれに振り向けたいというふうに考えたのでございますが、現実の問題といたしますとなかなかそこまで伸びていかないというのが現状でございます。
それとその夏山生産というものが成る程度までふくらんで参りまするというと、その間におきましていわゆる夏季の農業労働との問のやはり調整という点で現地の労務を使わなきやならん、使いたいという要望がそういう点から或る程度制約を受けて参る。で、私どもといたしましては、大体従来は立木のままで受払います場合には一〇〇%が冬山の生産であります。
これらの大量処分をいたしますためには、従来のごとく冬、山生産に大部分のものを依存するというようなことではとうてい処理し切れるものではないというように考えておりますので、従来ゼロであつた立木処分の場合においても、三割程度は夏山生産に移して行きたい。それから従来わずかに一五%にすぎなかつた直覚生産の夏山事業を約四〇%程度に高めて参りたいというのが、当面の私どもの目標であるわけであります。
むしろ私どもは夏山生産で、これから生産者に対して一生懸命増産をしてもらう、少くとも今年の冬に対してはある程度の見透しをもつていきたい、さように考えているときにおいて、他の物價が下つているときならよろしいのでありますが、單に薪炭のみを下げるということになりましては、今日においてさえも薪炭の生産者が非常に苦労しているという現状から考えまして、軽々にどうも賛成しかねる。