2008-04-04 第169回国会 衆議院 外務委員会 第5号
前にもちょっと申し上げたと思いますけれども、BSEのときは、アメリカにBSEが発生した、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病患者は出ていません。出ていませんけれども、それは大変だからといってすぐ輸入を禁止したんです。それで、解禁して、骨つきの牛肉が来たら、また全部禁止している。
前にもちょっと申し上げたと思いますけれども、BSEのときは、アメリカにBSEが発生した、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病患者は出ていません。出ていませんけれども、それは大変だからといってすぐ輸入を禁止したんです。それで、解禁して、骨つきの牛肉が来たら、また全部禁止している。
私は、日本でどうしてこういう声が出てこないのかと不思議なんですが、BSEの変異型クロイツフェルト・ヤコブ病患者が一人も出ていない、もっとも潜伏期間が八年とか二十年ですから当然ですけれども、それでアメリカの牛肉の輸入禁止をしているわけです。 それを、十人が塗炭の苦しみで病院に行って、五百人ぐらいが苦しんでいる。亡くなられた方は一人もおりませんでしたけれども、こんな重大案件が起きているわけです。
英国で、人のBSEと言われる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病患者の遺伝子を調べたら、BSEに感染しやすい遺伝子と感染しにくい遺伝子があるとのことがわかったと記載されております。
国内でほかに変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病患者が発生している可能性ということでございますが、このような現在の監視体制のもとにおきまして、本事例以外の変異型クロイツフェルト・ヤコブ病患者の発生は、現在のところ、把握していないところでございます。
厚生労働省によると、九六年に初めて英国で変異型クロイツフェルト・ヤコブ病患者が報告されてから、ことし一月十三日現在で、ヨーロッパ諸国を中心に百六十七の発生例があります。
今月に入って、国内で初めての変異型クロイツフェルト・ヤコブ病患者の発症が確認されました。昨年十二月に亡くなったこの五十代の男性は、二〇〇一年十二月に発症しておりますが、八九年に英国に一カ月間の滞在歴があり、ここで感染した可能性が疑われております。
昨年九月に発表いたしました、「日本における牛海綿状脳症対策について 中間とりまとめ」でございますけれども、この中で、我が国において対策が講じられる以前に輸入されたBSE感染牛等に基づいて、我が国の牛がBSEに罹患し、それによって、それらが我が国のフードチェーンに入ったことによる日本人の変異型クロイツフェルト・ヤコブ病患者の発生予測を行ったわけでございます。