2019-06-10 第198回国会 参議院 決算委員会 第10号
認知症は神経の変性疾患で、高齢になればなるほど発症するリスクが高まります。人生百年時代を迎え、病を持っていても社会参加し、人生を全うすることが大切であり、言わば有病息災で生きていかなければなりません。認知症の問題は、誰もが関わるリスクがあり、避けて通れない国家の課題として捉える必要があります。
認知症は神経の変性疾患で、高齢になればなるほど発症するリスクが高まります。人生百年時代を迎え、病を持っていても社会参加し、人生を全うすることが大切であり、言わば有病息災で生きていかなければなりません。認知症の問題は、誰もが関わるリスクがあり、避けて通れない国家の課題として捉える必要があります。
何度も今まで申し上げているんですが、認知症は進行する脳の変性疾患であります。認知症においては地域ケアの中で司令塔機能が必要とされています。とりわけ医療が、脳の変性疾患でありますので、医療がその司令塔機能を発揮すべきだと考えています。
そういう観点から、研究を推進させるためには、まず一つは、類縁疾患とされるほかの神経変性疾患領域の研究者にも沖縄型神経原性筋萎縮症について知っていただくということが重要でございますし、もう一つ、御指摘のように、患者団体の方に参画をしていただくといったようなことについても重要であるというふうに思います。
○政府参考人(樽見英樹君) 国立病院機構の沖縄病院、それから鹿児島大学におきまして、御指摘の沖縄型神経原性筋萎縮症等の神経変性疾患に係る臨床研究ということで、倫理審査が終了したところというふうに聞き及んでおります。 昨年施行されましたいわゆる難病法におきましても、難病に係る研究の推進、国の責務というふうになっておりますので、私ども厚生労働省としてもこの研究を注視してまいりたいと考えております。
御存じのように、認知症は進行する脳の変性疾患でございます。ゆえに、その処遇の基本は、それぞれの進行のステージにおいて変化するそのときの状態像に対して適切な処遇が必要であります。
何度も申し上げますが、認知症は進行性の脳の変性疾患でありまして、そして進行して終末期に至るわけであります。早期診断、早期介入ということは非常に重要でありまして、今御説明がありましたような認知症初期集中支援チームを設置する、あるいは新オレンジプランにおける地域包括支援センター、認知症疾患医療センターの機能改善の議論などが充実してきているところであります。
高齢者認知症は、言うまでもなく進行性の神経変性疾患であり、進行性の、不可逆性の脳の難病であります。また、認知症高齢者の方々は、身体合併症の確率も頻度も非常に高いものであります。急性増悪や在宅生活を困難にする重度の症状と問題行動など、地域ケアのみでは治療困難である場合も多く見られ、入院医療のサポートがなければ持続可能な地域ケアは成立をいたしません。
先ほど申し上げた五十を超える疾患というのは、例えば脳血管障害による認知症あるいは退行変性疾患としての認知症、アルツハイマー病あるいはびまん性レビー小体型とかパーキンソン病もこれに入ります。あるいは内分泌・代謝性の中毒疾患、甲状腺機能障害、あるいはアルコール脳症とか薬物中毒、低血糖、こういうものでも引き起こされます。
○政府参考人(外口崇君) 筋萎縮性側索硬化症は、神経変性疾患の一つとして国立高度専門医療センターでは主に国立精神・神経センターが担って研究を実施しております。また、この精神・神経センターでは、患者さんの入院加療につきましても最善の医療が行われるよう努力しているところでございます。
現在、iPS細胞に関する研究を初め、重症角膜障害に対する角膜再生、神経変性疾患に対する神経再生、重症心不全に対する心機能再生などといった臨床応用を目指したすぐれた再生医療研究に対して、厚生労働科学研究費補助金及び独立行政法人医薬基盤研究所から合計約八億円の研究支援を行っているところであります。
そういう中で、少なくとも、脳神経科あるいは神経内科というのは、日本の場合は割と難病とか変性疾患を扱う、慢性的なものを取り扱われることが多いのです。
○渡辺孝男君 今までそういう神経の変性疾患とか神経の外傷、なかなか根本的な治療法がないということで、今のお話を聞きましたところ、神経再生医療も徐々にではありますけれども、大分研究が進歩してきたということでありますので、そういう神経の障害を持っておられる、あるいは疾患を持っておられる方々に夢を与えられるように研究の推進を図っていただきたいと思います。
まず、近年、再生医療の研究が進んでおりますけれども、脊髄損傷やあるいは神経変性疾患、パーキンソン病等がございますけれども、そういう神経変性疾患等に対する治療や研究、あるいは脳の梗塞などに対する研究成果に期待が集まっております。厚生労働省が扱っている神経再生医療の研究の現状と今後の研究の促進策についてお伺いをしたいと思います。
もいろいろあるようでありますが、この病名に次いで多いのがいわゆるレビー小体型痴呆、済みません、認知症と言えないので病名として痴呆と呼ばせていただきますが、いわゆるDLB、ディメンチア・レビー・バディー、この取扱いですとか、最近また多くなって考えられているのがピック病ですとか、それから難病指定になっていると私は理解していたんですが、必ずしも加齢を伴わない若年性パーキンソン病、あるいは家族性のパーキン病、又はパーキン症状の変性疾患
○説明員(篠崎英夫君) 筋ジストロフィーの疾患につきましても、これは遺伝性に基づくものが多く、神経変性疾患でございます。したがいまして、遺伝子治療の対象に十分なるということでございます。現在、国立精神・神経センターにおきまして、残念ではございますがまだ基礎的な研究がやられておるわけでございまして、近いうちに犬を中心とした動物実験に移る段階というような状況でございます。
例えば、ハンテントン舞踏病とか、専門家を前にして恐縮でございますが、神経変性疾患とか運動失調とか、そういうような班をつくりましていろいろ研究をしてきておりますし、また、子供に見られるホモシスチン尿症といったようなことにつきましては、子供の慢性特定疾患の治療研究班の研究事業の対象としているところでございます。
ところが、御指摘のパーキンソン病は、原因につきましても脳の錐体外路の変性疾患でございまして、これは流行性脳炎だとか中毒だとか、そういったことによって起こる場合が多いということもわかっております。また治療方法につきましても、数年前からL−ドーパという新しい薬が出てまいりまして、パーキンソン病の病状とか経過の改善に非常に役に立つようになってまいりました。