1955-07-19 第22回国会 衆議院 法務委員会 第39号
従いまして、売春行為禁止に関する法案が、その是非は別として、もしも何らかの法案が国会を通過するということに相なりますれば、その法律効果の伴って参ることは当然認めてよろしいと思います。今日法令が出てそして適用されておらないような法令も、ある意味においてはあると申し上げていいと思う。けれども、その法令があるがためにその禁止行為がやはり多少でも予防防遏されておるという事実は認めぬわけには参りません。
従いまして、売春行為禁止に関する法案が、その是非は別として、もしも何らかの法案が国会を通過するということに相なりますれば、その法律効果の伴って参ることは当然認めてよろしいと思います。今日法令が出てそして適用されておらないような法令も、ある意味においてはあると申し上げていいと思う。けれども、その法令があるがためにその禁止行為がやはり多少でも予防防遏されておるという事実は認めぬわけには参りません。
○花村国務大臣 たびたび申しておりまするが、この種法案の必要であることは認めておりまするがゆえに、すみやかにこの法案のできますることを念願をいたしておる次第でございまして、これあるがゆえに売春問題対策協議会に対しても、しばしばその結論を出されんことを督促いたしておるような次第でありまして、売春行為禁止に関する法案の成立に対しては、今もなおかつその熱意は人後に落ちないつもりであります。
○花村国務大臣 売春行為禁止に対する施策と法案と並行してやらなければならないとは私は申し上げません。でき得ることならば売春行為のよって起りました原因を探究して原因防止に対する適切なる処置をしていくことが願わしいことでありますが、しかしこれに対しましては予算の伴います関係もありますので、その数額のいかんによっては直ちにもってこの面の施策を行なっていくということはなかなか困難であります。
それゆえにたとえ今日売春行為禁止に関する法律はないにいたしましても、今日までそれぞれ法令の上で、たとえば勅令により、あるいはまた刑法の淫行誘拐罪により、あるいは児童福祉法、労働基準法、職業安定法、性病予防法等々の諸規定に基いて、この面を取り締れるだけはあらゆる創意工夫を重ねまして取り締っておるのではございまするけれども、しかし遺憾ながらそれがまだ思うように参りませんことは、まことに私どもも遺憾しごくに
こういう形をせずして単行法として独立してお出しになれば、売春行為禁止法とでもして法律第何号としてお出しになれるはずなんです。何故それをなさらなかつたということです。