2003-06-06 第156回国会 衆議院 法務委員会 第22号
○園尾最高裁判所長官代理者 不動産競売事件について言いますと、最も短期間で終了するものといたしましては、申し立てから三カ月以内に売却実施命令が発せられるものが一定程度ございます。これらの事件は、その後売却が完了して配当手続が行われまして、最も短いものでは半年程度で配当を終えるということになってございます。
○園尾最高裁判所長官代理者 不動産競売事件について言いますと、最も短期間で終了するものといたしましては、申し立てから三カ月以内に売却実施命令が発せられるものが一定程度ございます。これらの事件は、その後売却が完了して配当手続が行われまして、最も短いものでは半年程度で配当を終えるということになってございます。
ただし、例えば事件数の多い東京地裁あるいは大阪地裁について見ますと、これはポイントは売却までの期間がどの程度かかるかということでございますので、これで申し上げますと、逐次改善をされてきておりまして、平成九年に入ってから、申し立てから売却実施命令までの平均的期間は、東京地裁では九カ月、大阪地裁では十二カ月でございました。
申し立てから売却実施命令が出るまで、東京地裁では早くて十カ月、遅いものは二年三カ月もかかる。」というのですね。 そしてこれから、御案内のとおり、ノンバンクの不良債権の処理は山場を迎えるわけでございまして、「金融機関の間で不良債権の一括償却を目指す動きが強まっているが、それには担保物件を換価処分し、貸倒額を確定する必要がある。