1984-05-09 第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
輸入枠拡大に関連して申し上げますならば、牛乳につきましては畜産物価格安定法に基づいて価格安定帯の制度、事業団の一元的輸入制度、事業団の売り渡し操作などの政策手段があります。果物、果汁につきましてはこれらの政策手段を持ち合わせていないのであります。果物、果汁につきましては、どのような形で国内産の果実、果汁の需給、価格の安定を図っていくのか、お答え願います。
輸入枠拡大に関連して申し上げますならば、牛乳につきましては畜産物価格安定法に基づいて価格安定帯の制度、事業団の一元的輸入制度、事業団の売り渡し操作などの政策手段があります。果物、果汁につきましてはこれらの政策手段を持ち合わせていないのであります。果物、果汁につきましては、どのような形で国内産の果実、果汁の需給、価格の安定を図っていくのか、お答え願います。
○政府委員(松本作衞君) 四、五類米につきましては、従来政府の直接買い入れ売り渡し操作だけを行っておりましたが、その間におきまして消費地においてなかなか販売が進まないということで、全体の過剰傾向の中におきまして四、五類米の売却率が非常に落ちたという実態があるわけでございます。
砂糖価格安定法案では、関税、消費税は、ほぼそのままに据え置いて、砂糖価格安定事業団の買い入れ売り渡し操作で糖価を安定させようというのであります。この場合予想される安定価格は、国際水準等と比較して高過ぎるのではないか。欧米諸国の砂糖小売り価格は一キロ当たり約九十円から百二十五円ぐらいであると聞いております。安定上限価格と下限価格の幅も大き過ぎるのではないか。
同時にまた、農産物価格安定法によって、幾つかの重要農産物を、やはり政府が適当量の買い入れ、売り渡し操作を行ないまして、これによって価格を維持していく、こういうような方法が根幹になっておったと思うのであります。現在までの農産物販売総額に対しまして、これらの政府が直接操作をする支持価格制度の中にありますものが、大体七割ぐらいあろうかと思いますが、相当大きな部分を占めている。
そこで、この点は一番私たちしろうとにはわからないことですが、十八万の実勢最高価格をそのままにして売り渡すというこの五万俵の売り渡し操作が十八万円の市場価格を堅持できるという根拠については、もう少し詳しく承りたい。 それから来年度手持ちがなくなっても、春繭以降の生糸札場に暴騰、そういう状態は起こってこないか、この点について確かな説明を承りたい。