2020-03-10 第201回国会 衆議院 法務委員会 第2号
刑法七十七条の内乱罪の主体については、条文上、職務上の地位等による主体の限定はなされておりませんが、内乱罪に言う暴動は、多数人が結合して暴行、脅迫を内容とする行動をとることをいい、内乱罪の主体としては、憲法の定める統治の基本秩序の壊乱という目的を遂げるにふさわしい多数者の存在が必要であると解されているところでございます。
刑法七十七条の内乱罪の主体については、条文上、職務上の地位等による主体の限定はなされておりませんが、内乱罪に言う暴動は、多数人が結合して暴行、脅迫を内容とする行動をとることをいい、内乱罪の主体としては、憲法の定める統治の基本秩序の壊乱という目的を遂げるにふさわしい多数者の存在が必要であると解されているところでございます。
憲法の定める統治の基本秩序の壊乱という目的を実現する可能性を有する組織的、集団的規模を有することが必要でございまして、その程度は、少なくとも一地方の平穏を害する程度のあることを要するものと解されております。
○日吉委員 今のお話ですと、そういった多数の人が結合して組織的に壊乱をするということなんですけれども、それを先導するというか首謀する者というのがいると思いますが、それについては、刑法の主体として、誰が、総理大臣であってもそれは対象になるという理解でよろしいですか。
一般論として申し上げますと、国の統治機構を破壊し、またはその領土において国権を排除して権力を行使し、その他憲法に定める統治の基本秩序を壊乱することを目的として、その目的を持って暴動をした場合、この場合に内乱罪が成立し得ると承知しております。
また、「朝憲ヲ素乱スル」につきましては、その文理的な意味が憲法の定める秩序を乱すことと解され、学説上も国家の統治の大綱、準則を不法に変革したり破壊することなどとされていますほか、大審院の判例が「国家ノ政治的基本組織ヲ不法二破壊スルコトヲ調フ」としていることなども踏まえまして、「統治の基本秩序を壊乱する」としたものでございます。
○翫正敏君 参考に七十九条の方を見ますと、ここに「兵器、資金若しくは食糧を供給しこというような言葉があって、「兵器」という言葉が出てくるんですけれども、兵器の所持とかその兵器の種類、そういうようなものは、その後に、今あった二つのようなことを目的として、「その他憲法の定める統治の基本秩序を壊乱することを目的として暴動を」するという、この「暴動」ということに関連してお聞きするんですが、そういう場合はその
内乱罪、日本の領土において国権を排除して権力を行使しようとしたり、国の統治の基本秩序を壊乱することを目的として騒ぎを起こす。これには、予備また陰謀も罰せられる。そしてさらに破防法は、内乱罪に類することを行う団体、行おうとする団体、またそういったことを扇動しようとする団体等の活動を停止したり処分ができる法律であります。最終的に、適用する、しないは、それは慎重に判断する必要があると思います。
例えば、七十七条の「朝憲ヲ♯乱スル」なんという文章は、「憲法の定める統治の基本秩序を壊乱する」という言葉に言いかえていますね。この「壊乱」という言葉がまたこれ日常生活で使わない言葉だと思うのです。
そこで、新井章吾という議員の提案の説明ですが、 先ヅ選挙区画ノ事カラ之ヲ演説スレバ、今ノ選挙区画ハ誠ニ一県ヲ数区ニ分ッテ小サク分レテ居ルガ故ニ、此弊害ガ実ニ基シキモノデアリマス、第一化現行ノ法律ニ依ッテ選挙致シマスル時ニ於テハ弊害ノ多イト云フコトハ、彼ノ最モ憎ムベキ所ノ賄賂ト云フ弊害デゴザリマス、賄賂ト云フ弊害ハ随分諸君モ御同感デゴザリマセウガ、賄賂程人心ヲ腐敗セシムルモノハゴザリマセヌ、実ニ風俗壊乱
○松前委員 今回のこの災害は、直接に建物が壊乱たとかそういうことよりも、インフラストラクチャーの破壊ということで大変な影響のある状況でありましたから、近代国家といいますか情報化社会といいますか、それもあるし、そういうような国が豊かになることによって起こる新しい災害じゃないか。
どんな風俗壊乱の映画でも、多く取れれば喜んでおる。それが経営の本質でしょう。そんなものは問題にしておりませんよ。
昨日これを卑俗な例で申し上げましたが、ミニスカートに対しまして、ある種の文部大臣、たとえば荒木文部大臣などでしたら目を回して、これは風俗壊乱として、その女学生を退学せしめたでございましょう。しかし、今日は、ミニスカートは案外かわいらしくてさわやかでいいではないか。
もっとお答えをしやすくしまするために申しますと、たとえば軽犯罪法における公共福祉の定義がございまして、昔ならばミニスカートを着て歩きますと、荒木将軍ならば、風俗壊乱であるといって電車からおりることを命令するでしょう。あるいは女学校をやめさせたかもしれません。しかし、今日ではミニスカートを着ているお嬢ちゃんは案外かわいらしいなということになっております。
文化財と観光行政が別々になるから、奈良のように風俗壊乱の設備ができ、文化のほうは観光のために犠牲になる。観光行政と文化行政が一元化しないと、あれはできないのですね。
それから、そのほか数年前、横浜でも神戸でも、私は拝見したのだが、風俗を壊乱するようなフィルムだとか絵画だとか、妙ちきりんなものが相当入ってきているらしい。それから貴金属。いまは御承知のとおり、ルビーだとか、宝石ブームですよ。銭を持っておってもあかんというので、香港あたりの売れること売れること。どこに行ってもたいへんですよ。それだから、そういうものの密輸状況。
しかしそこに個室とかそれから営業時間が二時、三時までに至たるということ、その他いろいろ風俗を壊乱するような問題が出てくるから取り締まっていただきたいというように思うのであります。 それから現行法云々は、これはむずかしい問題でございますけれども、法律はよくあるに越したことはないと思います。
もちろんやろうとすれば、そのこと以上に風俗の面からこれをいろいろ規制できるというふうに私たちは考えまして、そのほうの条例さえもつくってないという状態ではおかしいんじゃないかということで、事務当局としては寄り得り協議をいたしまして、私のただいま聞くところでは、厚生省のほうの指導でも、条例をつくって風俗壊乱にわたらないようなトルコぶろということを考えているようでございます。
戦前たとえば国体を変革するとか、時局に関して流言飛語を飛ばすとか、風俗を壊乱するとか何とかかんとか、いろいろな言い方がはやりましたが、ああいう抽象的な文句が一番おそるべきものだと思うのでございます。
これは一度各隊をごらんいただきますと、私どもの念願しておるところはごらんいただけると思うのでありますが、何分にも若い純真な隊員の集まりでありまするので、自衛隊を頭から否定してしまう、はなはだしく士気を阻喪せしめる、あるいは少し風俗壊乱といいますか、そういうようなことが隊員を極端に刺激をして、隊内の規律を危うくするというような書物につきましては、少くとも隊内で販売を奨励したくないと、こういうことで、隊内
従って、それ以外の飲食店営業でございますが、それ以外の飲食店営業につきまして、深夜における、深夜という特殊性をつかまえてのいろいろな制限事項を設けることは、これはやはり必要であると、それは主として青少年の不良化防止、あるいはまた、風俗の壊乱防止という見地からして必要であるというのが、この四条の二の考え方でございます。
そういうところから、今あなたの心配なさる、私も心配しております風俗の壊乱の方に回っていかざるを得ないわけでございます。
今、街頭において風俗を壊乱した場合にはやりますね。
(拍手) この法案は、政府は、終戦後都会といわず地方といわず、地に落ちた性道徳の実相を把握し、風俗の壊乱しておりまする実相を見きわめまして、性の道に粛正を与えんとの決意をなし、しかも、第二十二回国会の衆議院において議決をいたしました事柄を順奉し、さきに売春対策審議会を作り、これに諮問をいたし、その答申に基きまして法律の範囲内においてこの目的を達成せんとするために提案されたものであります。